- TAJOMARU[Blu-ray]/小栗旬,柴本幸,田中圭
- ¥5,040
- Amazon.co.jp
「TAJOMARU」を借りてきて見ました。
面白かったですよ。
時代劇ですが、新しい感じもあって良かったです。
話は、応仁の乱を迎える少し前の話。
管領職を努めてきた畠山家の兄弟・信綱(池内博之)と直光(小栗旬)は直光の許嫁・大納言家の娘・阿古姫と共に暮らしていた。直光は少年時代に芋を盗んだ同じ年頃の少年・桜丸(田中圭)を罪を許し、兄弟同様に屋敷に迎え、ゆくゆくは家に仕えるように諭す少年だった。
そんな畠山家を将軍・義政(萩原健一)が訪れ、桜丸を男妾として側に置くようになる。そして、大納言の急逝により、畠山家は、いや直光の運命は大きく変わるのだ。
将軍は、兄弟のどちらかに阿古姫と婚姻し、大納言家の黄金を手みやげに管領職に就くようにと言うのだった。
家督を継ぐべき兄と、阿古姫を思う弟の間に亀裂が生まれる。
桜丸と兄・信綱の陰謀により、阿古姫を奪われた直光は、屋敷に乗り込み阿古姫を連れて山中へと逃げ込むのだった。
山中にて、盗賊・多襄丸(松方弘樹)に捕まり、気絶している間に阿古姫を奪われ、さらにその阿古姫に、「全ては直光そなたが悪い、恨みます」告白して、逃げ出す阿古姫に、唖然とする多襄丸と直光だったが、直光はその隙に多襄丸を殺してしまう。
多襄丸は言うのだ。
「お前がこれから多襄丸だ。代々、多襄丸は先代を殺しては名を継いできた。俺を殺したお前が多襄丸だ」と
全てを失った直光は、盗賊の飯を盗み食いし、多襄丸を名乗るだった。
多襄丸として、山賊の頭としての生活の中で、都の乱れを耳にするのだった。
細川と山名が争うなか、畠山直光が管領職に就こうとしていると・・・・
小栗旬は左利きなのだそうですが、劇中では右利きを演じているのですが、違和感もなく。 たいした物ですね。
国が乱れる中で、山賊として生き生きとして生きる様を描いています。
有るところから物を奪い、無い所でわける義賊のまねごとまで。
そこにあるのは一つの正しさと、その影にある悪。
多襄丸は後で、将軍に問うのだ「この世の正義はどこにある」と
「正義などない。お前を認めればわしの正義が揺らぐ」
なかなかに面白い作品です。
阿古姫の心情描写も良く描かれています。
原作は芥川龍之介の「藪の中」。
今昔物語集をベースにしながら、殺人事件にしたて、7人の証言者が告白をするのですが、それぞれの証言は食い違いしかも最後まで読んでも真相はわからず、「藪の中」
藪の中という言葉はここから来てると聞きました。
普通に面白く、深い一面もある作品だと思うので良かったら、見てみてくださいな。