幸せ瞬間はあっという間に過ぎる。
現実に向き合わなければいけない
時がやって来たのだ。
それが今だ。
夜更け、
白い便箋と封筒に私は向き合う。
片手には黒いボールペン。
このペンが紡ぐ言葉は、
とても重く苦しいものだ。
それでも区切りを付けるために
ペンを握らなければならない。
この辛さ苦しみはどうしようもない。
それでもペンを走らせる私は…
赤い判を押し、封筒へ入れる。
これで全てが…終わるのだ!
全てが無に帰する。
この封筒を渡す時、私は真の自由を
得ることになるだろう。
そして同時に大きなものを
失うのだ。
それでも進まねばならぬ時がある。
終わりを告げる鐘の音が
私の耳には聞こえる。
ああ、どうか未来が少しでも
明るくあるように!
祈りを込めてペンを置こう。
明日は日の光を浴び、
この覚悟を携え、
示された道を歩むのだ…
この先に待つ、かすかな希望を
夢に見て…