映画「ブレードランナー」の世界観、映像が好きだ。

でも、フィリップ・K・ディックの原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」はまた別物である。


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数年ぶりにこの原作を読みなおしてみた。

 

舞台は核戦争後のアメリカ。

地球は放射能の死の灰に汚染され、植物も動物も絶滅に向かっている。

人類は火星への移住を進めるが、地球を離れられない人々もいる。

僅かに地球に残った人々のステイタスは「本物の動物」を飼うこと。

 

人々は感情をムードオルガンで調整し、共感するための宗教があり、

良くできた電気仕掛けの動物の世話をする。

 

この本を読んでいると、今この現実に当たり前に存在する

「生命」というもののあたたかさをありがたく感じる。

 

破壊された近未来を想像しながら、小説を読み進めていく。

いつの間にかその世界にどっぷりと浸かっていく。

 

手元にあまり本を置かないように、小説などはずいぶん処分したけれど、

この本はまだ捨てられずに本棚へ。