競馬をやっているというと、穴党派ですか?本命派ですか?と聞かれることがあります。「自在派です」と答えると怪訝な顔をされたりします。私にしてみれば、各レースごとにこれは荒れるのか、荒れないのかを判断するので、レースごとに穴派になったり本命派になったりするので自在派派というわけです。そういうことを抜きで、すべて穴派で通すのも、もちろん有りでしょう。買い方は自由ですから。そして、レースによっては、穴と本命両方存在することがあるんです。どういうことかと言えば、本命で1,2着すれば、馬連や馬単は本命派。ところが、3着に穴馬が来れば、3連複や3連単は穴派という事になるので、買う人の買い方で本命派と穴派の両方が存在するという事です。

 

 スポーツ新聞では記者10名ぐらいが穴派と本命派に分かれたように予想し、誰かが当たれば〇〇記者大当たりなどと見出しがつきます。記者の予想で馬券を買う人も多いのでしょう。楽でしょうが、外れると、「おい、○○しっかり予想せえよ」と他人の責任にするのはどうでしょうね。私はかれこれ50年ぐらい競馬をしていますが、一度も他人の予想に乗ったことはありません。自分で検討するのが好きなのです。博才はないので大儲けはしたことがありません。帯封を一度は夢見ていますが、もう無理かな?でも楽しいのです。予想することが。自ら推理して当てる楽しみは競馬の持つ魅力でしょう。

 

 例えば、登山好きな人は、しんどい目をして山に登りますが、頂上からの素晴らしい眺めには、途中のしんどさを克服した嬉しさがあります。しんどい目をして登るなんて、まっぴらだという人はお金を払ってケーブルカーやロープウェイで登ります。別に構わないのですが、登山の途中で植物や鳥などを見る楽しみを放棄しているともいえます。自分で推理せずに記者の予想に乗る人のようだと言えば言い過ぎかもしれません。私も記者のコラムをよく読みますが、共感できる部分と出来ない部分があります。誰それの調教師にお世話になったから推奨するだのそんな記事はどうでもいいことです。それよりしっかりした根拠を伝えてほしいものです。もちろんいい記事を書く記者さんもいます。当たらなくても中身が面白い記者さんもいます。そちらの方に興味があります。

 

 私は、スポーツニッポン大阪版を愛読しています。武豊のコラムがあるのもそうですが、関西人は競馬ブックの横書きに慣れているので、スポニチ大阪版は読みやすいのです。スポニチでは、東西記者ダービーというのをやっていて、13人の記者の成績が乗ります。現在1位は、紅1点の武本万里絵記者。20代の若手で、2年間の野球担当から競馬担当になり、最初は美浦で、昨年秋から栗東勤務とのこと。彼女のコラムが中々面白い。彼女はある休みの日に神戸青谷の妙光院に出かけています。以前紹介した大きな馬頭観音がある競馬人ゆかりのお寺です。休みの日にもそういう所を訪ねるなんて、色んな興味があれば赴くという行動力がある人なんだと感じました。競馬場以外の場所でも競馬に縁があれば出かけるという姿勢がいいじゃないですか。と言って彼女の予想に乗ることはありませんが…。

 

 さて、オークスです。多くの人が指摘しているように大混戦。桜花賞が0、3秒以内に10頭がなだれ込むレースとなったのが原因です。桜花賞組が優勢なのは変わりませんが、近年は過去には実績のなかった忘れな草賞の勝ち馬が台頭。時代が変わると変化も起きます。過去10年での連対率は忘れな草組がトップです。ミッキークイーン、ラヴズオンリーユーが完勝し、一昨年は、ウィンマイティーが13番人気で3着しました。ということで、今年の忘れな草賞を勝ったアートハウスを軸にすることにしました。勝ち方も良かったですし、父スクリーンヒーロー、母は秋華賞2着と距離も問題なしと思えます。もちろん桜花賞馬、阪神JF馬も強敵ですし、桜花賞1番人気を裏切ったナミュールも馬体が戻れば実力を発揮できるでしょう。伏兵もいっぱいですが、アートハウス軸で行くことにします。