オークスは地上の星スターズオンアースが快勝。桜花賞より楽に二冠を達成しました。実績のない大外枠でしたが、前半1分0秒6のスローペースを中団で折り合い、決め手を発揮しました。さすがルメール。やっと今年未勝利だった国内重賞をGⅠで勝利しました。2着にスタニングローズが入り、キングカメハメハ系のワンツーでした。3着にナミュール。桜花賞と同じ426キロはギリギリで直線だけに賭けた作戦で3着を確保しました。秋に馬体が成長すれば逆転もあるかもしれません。4着のピンハイは善戦馬ですね。桜花賞は13番人気で5着。今回も同じ13番人気ですから思った以上に強い馬です。しかも402キロと最軽量なのですから偉い馬です。

 またしても1番人気が敗れました。サークルオブライフはスタートがすべてで、前へ行けませんでした。私が軸にしたアートハウスは、直線押し切るかと思いましたが、最後止まってしまいました。素質はありそうですが、キャリアの差が出たようです。オークスの平均は、4~5戦ですが、今回勝ったスターズオンアースは6戦、2着のスタニングローズは7戦のキャリアがありました。放馬により待たされても落ち着いていたのはキャリアがものを言ったところもあったのかもしれませんね。

 

 さあ、いよいよダービーです。幾つになってもダービーの週は胸躍ります。今年も皐月賞組がリードしているようです。特に1~4着の評価が高く、伏兵もいますが、ちょっと差があるように感じます。中でもイクイノックスとダノンベルーガは、東京コースで見せたパフォーマンスが出色でした。皐月賞馬のジオグリフは距離面で不安を囁かれていますが、今の次期では完成度が上回るケースもあります。例えば2014年2着のイスラボニータなどが典型でしょう。陣営の話ではのど鳴りも問題ないとの事ですから体調面は心配ないでしょう。皐月賞3着のドウデュースは、あまりに後ろ過ぎましたが33秒台の脚で追い込んできました。差はあまりないとみています。これらの馬はみんな6~8枠に入りましたね。イクイノックスは18番。ルメールはオークス同様の競馬をするのでしょうか?内枠に行く馬が多いのでハイペースが予想されます。おそらく最後の出走になるかもしれないディープインパクト産駒は5頭がスタンバイ。ディープ産駒は現在4連覇中でやはり要注意。中でも私はロードレゼルに期待します。青葉賞組は勝てませんが、ここ10年で2、3着は4回あるのです。先の4頭のフォーメーションに3着にこの馬を付け加えてみようと思っています。騎手では福永祐一の3連覇が注目です。4年で3回のダービー制覇と波に乗っています。前人未到の大記録の達成も夢ではないでしょう。

 

 ところで、東西格差の話ですが、もう30年以上西が東を圧倒しています。坂路調教で後れを取った東は、交通の便や労使問題などでも時間がかかり、実績を上げた西に良血馬が集中することにもなって、差が生まれていきました。今年も今のところリーディングトレーナーのベスト10に入っている東の調教師は、6位の田中博康師だけという状態です。ここ10年でも春のクラシック4競走では25勝対15勝と西の圧勝です。しかし、今年は東が頑張っています。桜花賞、皐月賞、オークスと3連勝。もしダービーも勝てれば、1986年以来の春クラシック全勝となります。ダイナガリバー、メジロラモーヌが活躍した年です。今年の出走頭数は西の13対5ですが、有力メンバー的にも今年は東のチャンスでしょう。馬場は現在重馬場ですが、日曜日には乾くでしょう。ファンも戻ってきて、名勝負を期待したいものです。