有馬記念の後、2歳のGⅠホープフルSとダートNO1を決める東京大賞典が行われ、どちらも1番人気の馬が勝ち、大団円を迎えました。入場者、売り上げとも前年を大きく上回る結果に競馬人気は定着しているようです。ホープフルSの勝ち馬クロワデュノールは、向こう正面での入れ代わり立ち代わりの展開に微動もせず、直線堂々と抜け出して来ました。2馬身差の完勝でした。父キタサンブラックは、イクイノックスに続いて大物を出してきて大種牡馬への道を歩んでいます。東京大賞典も3歳のフォーエバーヤングが古馬を完封。3歳馬が有馬記念と東京大賞典を勝ったのは、2018年のブラストワンピースとオメガパヒューム以来6年ぶりの事です。フォーエバーヤングは、来年再び世界を目指すようです。

 

 野球にプレミア12という国別の野球チームが集まる大会があります。私はこれに因んで、競馬界のプレミア15というものを勝手に決めてきました。次のGⅠレースがそうです。フェブラリーS、高松宮記念、大阪杯、天皇賞春、ヴィクトリアマイル、安田記念、宝塚記念、スプリンターズS、天皇賞秋、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ、チャンピオンズカップ、有馬記念、東京大賞典の15レースです。クラシックレースやそれに準じたレースを除いたもので、世代比較をしてみようと考えたのです。東京大賞典を入れたのは、地方競馬で唯一つ国際GⅠだからです。4、5歳が強いのは予想通りですが、今年は何と6歳が6勝でトップでした。

 

 更に東西比較もしてみると、圧倒的に西が強いのですが、昨年、一昨年と東が2連勝と巻き返しの兆しが見えていたものの、今年は西が12勝2敗とワンサイド勝ち。(1勝は香港馬)まだまだ東西の差は大きいようです。プレミア15は、色んなものが見えてくるという利点があります。今後も注目していきたいと考えています。

 

 では、良いお年を!