エリザベス女王杯は、スタニングローズの完勝でした。本命のレガレイラは5着。秋天のリバティアイランドに続く1番人気馬の完敗です。どうしたのでしょう?只1頭の3歳馬で2キロ貰いの54キロ、馬番7はこのレース5勝の好成績、ローテーションも良く、鞍上はNO1騎手のルメール。負ける要素はないと思ったのですがね。普通に出て中団に構え、いつでもスパート出来る態勢かと思ったのですが、直線窮屈な所に入り、無理やり前の2頭の間に突っ込み5万円の過怠金を取られます。ルメールも外に出せず珍しく慌てたのか、「いい騎乗が出来なくてすみません」とコメントしていました。力があれば突き抜けたかもしれませんが、普通の馬になったかも…。

 

 勝ったスタニングローズは3歳時の秋華賞以来の勝利。間に10か月の休養を経ての復活です。好位に付けて早々と先頭に立ち押し切りました。クリスチャン・デムーロの好騎乗でしたね。父キングカメハメハにとってもフェブラリーSのペプチドナイル以来のGⅠ勝利でした。母の父としての方が目立っていますが、まだまだ捨てたものではないようです。京都2200mは意外にも種牡馬成績はベスト10にも入っておらず七不思議のようでしたが、2馬身差をつける強い勝ち方でした。

 

 今週はマイルチャンピオンシップ。ヨーロッパの名マイラーであるチャリンの登場が話題です。好メンバーが迎え撃ちます。果たして日本の馬場がどうか?面白い競馬になりそうです。土曜日の出世レース東京スポーツ杯2歳Sも好メンバー。新馬戦が強かったクロワデュノールとレッドキングリーがぶつかります。こちらも注目ですね。