フランス凱旋門賞は、今年も日本馬は勝てませんでした。約半世紀、延べ35頭の挑戦で最高は2着の4回です。今回12着だったシンエンペラーは3歳で56、5キロ、前哨戦も3着と健闘し、勝てないまでも、今回は掲示板に載るかもと思っていたのですが甘かった。坂井瑠星騎手のコメントでは、状態も良く、馬場も苦にしている感じはなかったが、一気にペースが速くなった時について行けなかったとのことでした。力負けでしたね。私の馬券は、4歳牝馬のブルーストッキングから馬連、馬単の相手5頭流しでした。凱旋門賞は牝馬が強く、ブルーストッキングは、追加登録でしたが、陣営は強気のコメントを出していました。しかし、2着のアヴァンチュールを買ってなかったのです。牝馬のワンツーはないとみたのが敗因。でもテレビ放映があり、馬券も買える時代が来るとは感無量です。また来年に期待ですね。

 

 さて、今年もあと3か月。リーディングサイアー部門を覗いてみると、キズナが大きくリード。2位にロードカナロア、3位にエピファネイア。上位3頭は他馬を引き離しています。4位ドゥラメンテ、5位モーリス、6位ハービンジャーと常連が続きます。

 2歳リーディングを見てみましょう。ここも1位はキズナ。2位のエピファネイア、3位のモーリスが差なく続き、3強の1頭ロードカナロアは出遅れて20位です。

 注目は新種牡馬たち。4,5,6位にサートゥルナーリア、アドマイヤマーズ、ナダルが続き、10位にタワーオブロンドンとベスト10に4頭が顔を出しているという好調ぶり。新勢力が台頭する気配が濃厚です。特別、重賞も多くなり、順位もころころ変わるかもしれませんが、新勢力はかなり楽しみな存在になりそうです。

 

 今週は3歳牝馬のGⅠ秋華賞です。今年は関東馬が強く、桜花賞馬のステレンボッシュ、オークス馬のチェルヴィニアが中心です。どちらもオークスからのぶっつけ。最近はこのローテーションが多いのです。2頭は大きく崩れることはないでしょう。トライアル組では紫苑S組が良く連対しています。秋華賞は2000m。桜花賞馬は400mの延長、オークス馬は、逆に400mの短縮となります。京都内回りのコースは、平坦で直線は328mです。4コーナー5番手以内がよく来ています。また、このコース距離での種牡馬成績ではキズナ産駒が優秀です。桜花賞馬、オークス馬の一騎打ちは面白そうですね。後の馬では、クイーンズウォーク、クリスマスパレード、コガネノソラ、ボンドガールといったところをどう2頭に絡めるかだとみています。余り荒れないと思いますが・・・。