前回記事に一つ訂正です。宝塚記念勝ちのブローザホーンは、初重賞がGⅠと書きましたが、その前に重賞の日経新春杯に勝っていました。ちゃんと調べずに思い込みで書いてしまうのはダメですね。反省!

 

 今年も上半期が終了しました。過ぎ去る年月の早さにに驚きます。イクイノックスが引退して2番手と評価されていたリバティアイランドとダート界のチャンピオンのウシュバテソーロの2頭は、ドバイを走った後は休養で姿を見せず、これらに匹敵する馬も出てきませんでした。3歳馬の実力はまだ分かりませんが、そんなに低くはないようです。特にダートはフォーエバーヤングの活躍が一番でした。サウジ、ドバイと連勝して、ケンタッキーダービーが惜しい3着でした。ダートの改革年に国内ではなく海外だったのは皮肉ですが、秋は国内に顔を見せてくれるとのことで注目されます。

 古馬重賞を見ると、5歳が17勝でトップ。4歳と6歳が12勝で並びました。本来4歳がもっと勝たねばならないところですが、GⅠ、GⅡがわずか1勝ずつで、GⅠに至っては6歳が4勝とトップで、4歳世代の弱さが浮き彫りになりました。

 

 GⅠでの東西比較は、昨年久しぶりに勝ち越された西が、9勝対2勝と巻き返しています。面白いのは騎手で、前にも書きましたが、西の馬に東の騎手が乗って勝つのが5回もありました。また12戦すべて違う騎手が勝利したのも珍しいことでした。菱田、津村、菅原など嬉しい感動の初GⅠ勝利が見られました。騎手リーディングは、ルメールと川田がハイレベルの首位争いを続けています。個人的には、オリビエ・ペリエの引退が印象に残りました。短期免許制度が始まってペリエが来た時の凄さ。外国人ジョッキーとして抜きんでていました。きさらぎ賞だったか、先行する馬を武豊と二人で左右から抜き去って叩き合った若き二人の勇姿に息をのんだものでした。

 調教師リーディングはベスト10の9人までが西の調教師で、孤軍奮闘したのが堀師でした。

 ここで嫌なニュースを目にしました。池添と富田が調整ルームで粗暴行為に及んだとの記事。両名とも騎乗停止処分になったのです。何やってんだ! 康太が泣くぞ!