オークスは、チェルヴィニアが桜花賞から巻き返して快勝しました。桜花賞二桁着順からの勝利は2013年のメイショウマンボ以来でしたが、2番人気になっていたのは、ルメール騎手を高く評価していたファンの目の確かさでしょうか。また、今までこのレースでは12番という馬番は未勝利でしたが、初めて勝利しました。これで1番から18番まですべての馬番は勝利したことになります。2着のステレンボッシュは、1番人気で戸崎騎手は馬群をうまく捌き完璧に乗りましたが、内から抜け出したところを外からチェルヴィニアに差されました。上りタイムは同じでしたが、切れ味の差が出ました。3着は少し離れて3番人気のライトバックが入り、人気馬で決着しました。 ルメール騎手の落ち着いた騎乗が光りましたね。さすがです。

 私はキズナ産駒3頭の内、ライトバックを軸に3連複軸1頭流しで7点買いをしての21点。配当は1690円。マイナス410円のトリガミでした。これで、アスコリピチェーノ、ステレンボッシュ、チェルヴィニアがこの世代の牝馬三強と位置づけされた感じです。秋にはこの3頭が秋華賞の主役として戦うことになるでしょう。楽しみです。

 

 さあ、ダービーです。1954年創立のJRA日本中央競馬会は、今年で70周年。周年ごとのダービー馬は名馬が多く、シンザン、シンボリルドルフ、ナリタブライアンは三冠馬。キングカメハメハは、種牡馬としてリーディングサイアーになっています。今年も歴史的な名馬が誕生するかもしれません。そんな予感がするほど素質馬が顔を揃えました。皐月賞レコードでの1、2着ジャスティンミラノとコスモキュランダ。スプリングSを圧倒的な末脚で3馬身差をつけたシックスペンス。青葉賞を余裕で勝った上り馬でキタサンブラックの弟シュガークン。京都新聞杯勝ちの堅実派ジューンテイク。若駒S勝ちのサンライズジパング。ホープフルS勝ちの牝馬NO1レガレイラ。青葉賞2着のショウナンラプンタなどなど。なかでも目に付くのは、キズナ産駒です。上記のジャスティンミラノ、シックスペンス、ショウナンラプンタ、ジューンテイク、サンライズジパングの5頭出し。大豊作のシーズン。キズナ産駒が勝てば父仔三代日本ダービー制覇の大記録となります。また、シックスペンスの国枝師、ジャスティンミラノの戸崎騎手は悲願のダービートレーナー、ダービージョッキーとなるのです。

 

 私はオークス同様、キズナ産駒から馬券を買うつもりですが、買い方はまだ決めていません。メイショウタバルの逃げは間違いないと思いますが、どんなペースで行くのか、伏兵も多く、アーバンシックやシンエンペラーだって不気味です。騎手の駆け引きは見ものです。そして日本ダービーから10日後には新たなダート競馬の祭典東京ダービーが行われます。どんな年のどんなレースになるのか、競馬ファン必見の2レースです。