天皇賞(春)は、好天に恵まれ、6万人の盛況でした。私は9時に競馬場に着きましたが、長い列が出来ていました。入場券予約をしていったのですっと入れました。そして3階のシニアシートに。前の開催よりゴール1ハロン手前の所に代わっており、見やすくなっていました。阪神はumaca無しでも65歳以上ならだれでもOKでしたが、京都はumacaに入会が必要でした。統一性がないのはどうしてでしょう。私はすでに持っていたので良かったのですが、当日入会の人の列がすでに出来ていました。それより、京都は現金用の窓口を少なくして、umacaの利用を促進しているので、現金用の窓口には長い列が出来ていました。ちょっと強引な気がしましたね。

 場内を歩いてみると、食堂、自販機にも長い列。更にこの日が最終日だった藤岡康太騎手への記帳と献花の列。外へ目を向けると、準メインレースのライスシャワーCのせいか、ライスシャワー碑にも列が。まさに列、列、列のオンパレード。そういえば、マックイーンを倒したときのライスシャワーのパドックは今まで見た中で最高の出来栄えだったのを思い出しました。

 しかし、私にはライスシャワー碑もいいのですが、何故テンポイント碑がないのか、不満です。関係者の誰もそれを言い出せなかったのか、だとしても競馬会が配慮しても良かったのではないかと思うのです。今からでは遅いか・・・。

 

 天皇賞はやはり見応えがありました。ファンファーレと歓声。スタート後の歓声が拍手に変る1週目。位置取りが落ち着いて向こう正面を淡々と進む馬群。坂の下り辺りから再び歓声が沸き、クライマックスへ。これぞ長距離の醍醐味です。テーオーロイヤルは強かった。ドレッツアをマークして好位に付け悠然と抜け出しました。まだ余裕がある勝ち方でした。ドレッツアは、3コーナー辺りで戸崎騎手の手が動き、直線ではもう手応えがないようでした。レース後のコメントでは、軽い熱中症ではとのことで、本調子にはなかったのかも…。2着のブローザホーンは上がり最速で来ましたが、あの位置取りでは勝つのは無理。折り合いが難しい馬ですが力は見せました。3着のディープボンドは、パドックで一番よく見えました。このレースが大好きなのでしょう。結局4歳馬は4着のスマートファントムが最先着。リバティアイランド1強の世代なのかも。

 

 テーオーロイヤルの父はリオンディーズ。朝日杯FSを勝った2015年の最優秀2歳牡馬です。朝日杯の末脚は凄いものでした。マイラーっぽい感じがしましたが、戦績はわずか5戦で引退。このようなステイヤーを出したのは少し驚きですが、名牝シーザリオの仔なら納得です。エピファネイア、サートゥルナーリアと兄弟は違う種牡馬から生まれたGⅠ馬というのは、史上初。現在、種牡馬リーディングにエピファネイアと2頭が入っています。凄い兄弟ですね。

 

 さあ、今週はケンタッキーダービーです。日本馬2頭が挑戦します。NHKマイルCもあります。お楽しみは続きますね。