昨日は、大井競馬場で羽田杯が行われました。これは、今年から全日本的なダート競走の整備に合わせて新設された3歳ダート3冠競走の第一弾でした。意外に思ったのは頭数が8頭だったことです。あまり地方競馬の事は知らないのですが、大々的な宣伝の元、多くの馬が参戦するのではと思っていましたが、JRA4頭、地方4頭というのはどうなのかと思いました。結果もJRA馬のワンツーで3着以下は8馬身離されました。分っていることですが、交流競走はいつもこんな形です。3着に地方馬が食い込んだのは良かったというべきか。入場者も6千人近く、売り上げは30億を超えました。テレビ中継もあり、関心は高かったようです。馬券は分らないのでパスしました。

 勝ったアマンテビアンコは、近年目覚ましい活躍を見せる白毛馬一族で母はユキチャン。関東オークスを勝っています。ソダシなどもそうですが、牝馬に活躍馬が多かったのですが、初めて牡馬が重賞を勝ち、種牡馬になれば世界に類を見ない白毛一族になることでしょう。父はダートの名種牡馬ヘニーヒューズです。まだまだ強い馬は隠れていると思いますが、6月5日の東京ダービーが楽しみです。

 

 さて、今週は春の天皇賞。新緑の中、伝統の2マイル。二度の坂越えの先に栄光が待っている。菊花賞とともにステイヤーのためのレースです。とはいっても最近は高速馬場の影響か、時計が速くなっています。GⅠの中でも一番タイムの更新が大きいレースです。昔は3分20秒台が普通だったレースは、今では3分15秒を切ることが度々あります。時代遅れのレースではなく、高速ステイヤーの時代になっているのです。それはやはりサンデーサイレンスが支配してきたともいえるでしょう。21世紀になってから23レースのうち、15レースをサンデー系が勝利しています。特に2011年からは、11連勝しており、今回も多くのサンデー系が参戦しています。もう一つ特徴なのは、菊花賞馬が強いことです。当たり前ではありますが、同じ淀の長距離レーですからね。ゴールドシップ、キタサンブラック、フィエールマン、ワールドプレミア、タイトルホルダーたちです。

 

となると、昨年の菊花賞馬ドゥレッツアが有望です。そして、前走レースでは阪神大賞典組が最多の7連対。そこで強い勝ち方をしたテーオーロイヤルが浮上します。前者は4歳、後者は6歳です。父は前者がドゥラメンテ、後者はリオンディーズで、ともに良血馬。ドゥラメンテの母はアドマイヤグルーヴ、リオンディーズの母はシーザリオ。どちらもやはりサンデー系でした。さあ、果たして2頭で決まるのか?騎手もドゥレッツアがベテラン戸崎、テーオーは、デビュー12年目の菱田です。初めての大舞台での主役にどう乗るのか興味は尽きません。私の馬券は2頭にサリエラとシルヴァーソニックを加えて楽しみたいと思っています。