2023ロンジンワールドレーシングは2023年のベストレースホースとベストレースを発表しました。ベストホースは日本のイクイノックスが1位に、ベストレースは日本のジャパンカップが初めて世界一のレースに選ばれました。日本勢はWで世界一になったのです。イクイノックスの135というレートは、2014年に1位となったジャスタウェイの130を5ポイント上回り、歴代でも8位タイとなる高評価でした。日本調教馬の1位は1999年の凱旋門賞2着だったエルコンドルパサーの134でしたが、これを上回り日本馬歴代のトップになったのです。ちなみに世界歴代1位は、2012年GⅠ10勝を含む14戦無敗の怪物フランケルと、2022年BCクラシックを6戦無敗で制したフライトラインです。

 

 一方、世界11か国39競馬場のGⅠレースの格付けにおいて初めて日本のレース、ジャパンカップが1位となりました。年間レースレーティングは、当該競走における上位4着までの馬の公式レーティングの平均値で決められます。日本競馬が高い評価を受けている現実が現れています。ジャパンカップのレースレーティングは126.75です。2位はドバイシーマクラシックで126.50。3位は凱旋門賞で124.75。ベスト10に日本のレースは5位に宝塚記念、6位に天皇賞・秋、8位に有馬記念と4レースが入っています。イクイノックスが出走した4レースが評価を引き上げていることが分かります。その他100位以内にランクインしたレースは15競走で、オーストラリアの24、アメリカとイギリスの17競走に次いで世界4位です。世界の競馬大国になりましたね。ジャパンカップがワールドベストレースになったことで、今週の東京競馬3日目第11レースの早春ステークスは、急遽「ジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念」競走になりました。(ああ、長い長いレース名だね)まずはめでたい!