2週間前の事ですが、JRA初の女性調教師が誕生しました。栗東坂口きゅう舎所属の前川恭子さんです。地方競馬では7人、海外でも多くの女性調教師がいる中で遅すぎたくらいです。女性騎手は増えましたが、全体では圧倒的に女性の数が少ない社会ですが、女性に出来ない仕事ではありません。フランスへ凱旋門賞を見に行った時、馬を引く厩務員は多くが女性でした。ジャパンカップの初期でも女性が馬を引くのは珍しい風景でした。馬は強くなったが、女性の進出はやっとという感想です。これを機会に女性が増えて大きな戦力になることを願います。

 

 さて、2歳戦も大詰め。三つのGⅠが終わりました。牝馬の阪神ジュベナイルFは人気が割れ、3番人気のアスコリピチェーノがレースレコードで優勝。3戦3勝で2歳女王を確実にしました。上がり最速でクビ差まで迫ったステレンボッシュが2着。2番人気のコラソンビート3着、1番人気のサフィラは4着でした。1~3着を関東馬が占め、今年は25年振りにGⅠレースの勝ち越しを決めています。全体ではまだ西が大きくリードしていますが、流れは東に向いてきたようです。勝ったアスコリピチェーノの父はダイワメジャー。多くのサンデーサイレンス直系の種牡馬の中で生き残っているダイワメジャーは大したものです。世代としては、昨年のリバティアイランドほどの大物はいませんが、一定の水準には達していると思います。

 

 ダートの2歳JPNⅠ全日本2歳優駿は川崎競馬場で行われ、1番人気のJRAフォーエバーヤングが7馬身差で圧勝。父はリアルスティールです。これで3戦3勝。2歳ダートチャンピオンとなりました。

 

 そして先日の朝日杯フューチュリティS。ここも1番人気のジャンタルマンタルが優勝。勝ちタイムは阪神ジュベナイルFより遅かったのですが、週末の雨で当日10レースから良馬場に変わったように完全良馬場でなかったのが原因でしょう。父のパレスマリスは、偉大なカーリンの仔でタイミングよく日本に輸入されています。2着に大外を最速の脚で追い込んだエコロヴァルツが入り、3着は紅1点の牝馬タガノエルビーダが粘りこみました。やはり牝馬の時代なんですね。2番人気のシュトラウスは、大外で出遅れ、強引に先頭を奪いましたが、直線で失速、着外に終わりました。いい馬ですが、今回は気性面の差が出たようです。阪神JFとは逆に1~3着を関西馬が占めました。ここまででは、平均的な世代と見ています。

 

 さあ、有馬記念です。最強の2頭が引退と自重ですが、その分、面白いメンバーとなりました。先週までの種牡馬リーディングでは、1位のロードカナロアと2位のドゥラメンテとの差は約1億円。有馬記念の1着賞金は5億円です。出走メンバー中、ロードカナロア産駒はホウオウエミーズのみ。一方のドゥラメンテは、タイトルホルダー、スターズオンアース、ドゥラエレーデの3頭。有力馬タイトルとスターズを擁するドゥラメンテに逆転の可能性があります。今の時点での私の推奨馬は、ソールオリエンスとジャスティンパレスです。楽しみな週末、クリスマスイヴですね。