イクイノックスが電撃引退を決めました。走ろうと思えば来年も走れるはずですが、ドバイ、秋天、JCと圧倒的なパフォーマンスで勝ち続けた結果、生産の道へと考えたのはそれはそれで英断でしょう。10戦8勝2着2回。先に引退しているコントレイルも11戦でした。最優秀の馬にとっては今後もこのくらいの経歴で十分だという見方でしょうか。それにしても、これで偉大なサンデー系の発展はまだまだ続いていくようです。
さて、今週はダートの頂上決戦、チャンピオンズカップです。その前に、来年からのダート競馬の大きな改革「全日本的なダート競走の体系整備」についてみていきます。これは、地方競馬の改革宣言とでもいうものです。目玉は、3歳馬のダート三冠競走の充実です。全国から3歳3冠に向けたステップ競走を経て、羽田杯、東京ダービーを春に行い、秋にはジャパンダートクラシックを三冠目とした体形を作り、中央の3歳クラシック競走のような盛り上がりを期待するというものです。大幅な賞金増に加えて、三冠ボーナスも予定されています。三冠はすべて大井競馬場で行われます。これは、規模からいって大井が中心になるのはやむを得ないところでしょう。三冠後は古馬との戦い、JBCクラシック、東京大賞典へと繋がっていきます。
一方、短距離路線も充実を図ります。各地の短距離戦をネクストスターの呼称で行い、兵庫チャンピオンシップや北海道スプリントカップを経て、秋はJBCスプリントへと向かいます。牝馬は、関東オークスからマリーンカップを経てJBCレディスクラシックへという路線になります。
このように目標となるレースを整備して強い馬づくりをダートでもという意気込みでの改革ですが、心配なのは、やはりJRAとの実力差です。交流競走を見れば一目で実力差が分かります。馬場を貸すだけという事になってしまいます。簡単には逆転できるとは思えません。馬券が売れればそれでもいいという事なのか、その点が疑問視されます。ただし、結果としてレースレベルが上がれば将来的に二重表記と言われる「JPN]表記の使用をやめて国際格付けに統一されるダートグレードを得られることになるのですが・・・。
チャンピオンズカップですが、南部杯を圧勝したレモンポップが中心でしょう。大外になりましたが、2番手からでも競馬が出来る馬なので大丈夫でしょう。3歳の有望株であるセラフィックコールは5連勝と快進撃のへニーヒューズ産駒。こちらは強烈な追い込み馬です。他の馬も多士済々。アイコンテーラー、クラウンプライド、テーオーケインズ、ハギノアレグリアス、メイショウハリオなど楽しみな好メンバーですね。