先週は中央、地方、海外で多くのグレードレースが行われました。まずは大井のJBC競走。レディスは、上り馬のアイコンテーラーが4馬身差をつけて快勝。河内調教師は、初のGⅠ(正しくはJPN1)勝利。父のドゥラメンテもダートでの重賞は初めてとなりました。以前にも書きましたが、キンカメ系ですからダートも得意です。中央のこの分野はヘニーヒューズとドレフォンが70勝以上で、抜けた勝利数を上げていますが、ドゥラメンテも35勝を挙げ、上位です。他にもダートで強い馬を抱えており、今後はこの分野でも更に上位が狙えるでしょう。

 スプリントは、兵庫のイグナイターが快勝。兵庫勢初のJBC勝利を上げました。父はエスポワールシチーで、距離は短いのではと思いましたが、成長しているのでしょう。1番人気のリメイクは、スタートで躓いて後方からになったのが応えたようです。そして、クラシックはキングズソードが4馬身差の完勝。2着はノットゥルノで4歳馬のワンツーでした。父はダート界の常連シニスターミニスターで、母の父はブルードメアとして評価の高いキングヘイローです。ジョアン・モレイラ騎手の手腕が光ったレースでした。

 

 モレイラ騎手は、その後週末の府中で大暴れ。土曜6勝、日曜5勝の計11勝は、1節の騎手勝利記録の2位にあたります。ちなみに1位は、武豊騎手の12勝です。100勝騎手のルメール、川田、戸崎がアメリカ遠征のため不在とはいえ、何とも凄い荒稼ぎでした。日曜の京都でも坂井瑠星騎手が5勝と存在感を見せました。

 

 海外に目を転じると、4日土曜日にオーストラリアのローズヒルガーデンズ競馬場で行われた「ゴールデンイーグル」に出走したオオバンブルマイが大接戦の直線、鋭く抜け出して勝利。何と1着賞金5億円を勝ち取りました。海外レースを狙って遠征する日本馬の快挙は続きますね。強くなった日本馬の見本のような出来事でした。そして、日曜早朝のアメリカサンタアニタパーク競馬場のブリーダーズC。ターフには、英愛ダービー馬のオーギュストロダンと日本ダービー馬のシャフリヤールが登場。オーギュストロダンは、名手ライアン・ムーア騎手の好騎乗で一瞬開いた内から伸びて快勝。シャフリヤールも健闘の3着で、いずれもディープインパクト産駒です。これで海外GⅠを制したディープ産駒は18頭となりました。素晴らしいの一言です。オーギュストロダンは、今季限りの引退を撤回するようです。メインのクラシックは、アメリカのホワイトアバリオが直線力強く抜け出しました。日本のデルマソトガケが2着と健闘。日本調教馬のBCクラシック挑戦6度目で初の連対を果たしました。期待のウシュバテソーロは5着と連勝は6でストップしました。やはり小回りで後方から行く馬には厳しかったようです。マイルのソングラインもコーナーのきつい小回りのマイルでは、力を発揮できなかったようです。それでも1馬身ちょっとに追い上げての5着は、フィリー&メアターフのウインマリリンの4着同様、健闘と言っていいでしょう。

 国内では、みやこSのセラフィックコールが無傷の5連勝で重賞初制覇。3歳馬が勝つのはレース史上初めての快挙。父はダート種牡馬チャンピオンのヘニーヒューズで、瞬発力の凄さに大物登場と話題になりました。盛り沢山の1週間は、こうして実りの秋となりました。