最後のジャパンダートダービーは、大井の一番人気ミックファイアが快勝。羽田杯、東京ダービーに続き、2001年のトーシンブリザード以来22年ぶりの無敗での三冠馬と成りました。逃げたミトノオーが4コーナーから直線にかけてペースアップした時は、やはり中央の壁は厚いのか、と思いましたが、じわじわとポジションを上げたミックファイアがゴール100m手前でミトノオーを捉え、追い込んできたキリンジを2馬身差抑えて優勝。セリで550万円だったミックファイアはこれで6連勝。新たなスターの登場となりました。秋はJBCクラシックからチャンピオンズカップを目指すとのこと。ここに出走しなかった中央の同期馬と古馬への挑戦が楽しみになりました。中央馬と互角に渡り合ったのは15、6年前のフリオーソぐらいでしたから、どこまで近づけるかも注目です。父のシニスターミニスターは、ダート種牡馬として成功した馬ですが、インカンテーションやテーオーケインズを上回る最高傑作を送り出しました。

 

 7月中旬、まだ梅雨は開けませんが、本格的な夏競馬の到来です。こんな暑さの中、馬も騎手も大変です。先週は全国574地点で真夏日となり、気温はぐんぐん上がりました。熱中症警戒アラートは岩手から沖縄まで20都道府県に出ました。一方で大雨の被害も九州から北陸、東北まで広がっています。明らかに異常気象の時代に入ったとみるべきでしょう。そんな中で、来年から夏競馬の仕組みを変える案が検討されていると聞きます。それは、午前中でいったん競馬を中断し、午後3時くらいから夕方まで再開するというもの。暑さ対策らしいのですが、ちょっとおかしいと思いませんか?競馬の両輪と言えば、馬と観客ですよね。馬がいないと競馬は出来ない、そして馬券を買ってくれるファンがいないとこれもまた成り立たない。馬が熱中症にならないようにとの配慮でしょうが、早朝や夜間ならまだしも、9時スタートにしてもすでに暑いし、午後3時というのは民放放送にメインレースを持ってくるという案でしょうが、午後3時は、出来るだけ日陰に入って休んでくださいという時間帯でしょう。馬は人間と同じ体温の動物です。中央はナイター競馬がないので、北海道で札幌、函館を増やすか、門別を借りて行うかなどが考えられますが、急には難しいでしょう。

 更に、競馬場へ来場する観客は、午後3時までの2,3時間をどう過ごすのでしょう?映画でもやってくれるのでしょうか?正式な発表はまだ先の事だと思いますが、前途多難の夏競馬です。