宝塚記念は、イクイノックスが貫禄の勝利。スタートは良かったが、他馬に囲まれ、一段下げる形になり、ポジショニングが苦しい位置になりました。ルメールは慌てず後方2番手から3コーナーで押し上げ、大外を選びました。過去10年で勝ち馬7頭は4コーナーで5番手以内にいました。おや、大丈夫かなと一瞬思いましたが、杞憂に終わりました。さすが世界チャンピオン。しっかり勝利をものにしました。2着のスルーセブンシーズは大健闘。さすがドリームジャーニーの血でしょうか。力をつけていました。イクイノックスは、これでGⅠレース4連勝。古馬の混合GⅠの4連勝は記録だと思います。テイエムオペラオーの8連勝は間にGⅡが入っており、純粋のGⅠだけの連勝では今回が初の快挙です。間を開けて使うのが主流になって来たのでこのような記録も生まれたのでしょうが、それにしても偉大な記録です。もちろん、テイエムオペラオーの記録が色あせることもありません。今回は海外メディアも多く来日してレースを観戦したとか。ワールドレースホースランキングが広まったと言えるでしょう。世界の注目の的となったイクイノックスですが、秋はジャパンカップが目標とか。ここで3歳の怪物牝馬リバティアイランドとの対決が実現すれば大いに盛り上がることでしょう。

 

 終わってみれば、関東馬のワンツー。ダービー、安田記念、宝塚記念と関東馬の活躍が目立った春競馬でした。世代別では、平場の重賞で5歳馬が16勝と圧倒。4歳馬13勝、6歳6勝、7歳7勝でした。GⅠも5歳が4勝とリード。層の厚さを感じました。4歳はイクイノックスが別格で他はちょっと落ちるのかもしれません。

 

 三浦皇成騎手が通算1000勝を達成しました。2008年デビューでその年に91勝の新人記録を打ち立てました。天才騎手現ると話題になりましたが、その後伸び悩み、それを上回ったのは2019年の102勝のみ。大怪我もありましたが、それでもベスト10入りは4回と決して下手な騎手ではありません。重賞は20勝。2012年を除いて毎年勝っています。しかし、GⅠ勝ちはないのです。通算1000勝ジョッキーでGⅠ勝利がないのは初めてとのこと。ここで思うのは、東西の馬の力です。圧倒的に強かった関西馬には、多くは関西の騎手が乗っていました。もし、三浦騎手が関西に所属していたら少なくても1,2勝はしていただろうと思います。でもまだ30代。チャンスはあるでしょう。大怪我を乗り越えて一区切り。今後の活躍を期待しましょう。