WBCの話題が冷めやらぬうちに、ドバイでも日本馬大活躍の衝撃が待っていました。シーマクラシックのイクイノックスの逃げ切りは圧倒的で、すぐに凱旋門賞の前売り1番人気に押し出されました。強い馬が前に行くというのは、昔の完成系のようなもので、タニノチカラやテンポイントがそうでした。完全な能力の差を見せつけられるのです。さらに驚いたのが、ワールドカップのウシュバテソーロでした。こちらは最後方からの追い込みで余裕ある勝ち方に見えました。2011年のヴィクトワールピサ以来の日本馬の勝利でしたが、当時はオールウェザーの馬場。ダートでの勝利は初めてです。ダートで苦戦していた日本馬がまた進化した形でした。父のオルフェーヴルには、いつも驚かされます。芝の長距離とダートに強い特性は、オルフェの持つスタミナ豊かな血が花開いたとでもいえるでしょう。そして、川田将雅騎手の充実度も称賛ものです。遠征前には、地方交流の重賞を三連勝。そして今回のドバイでの肝の据わった騎乗ぶり。超一流に育ちましたね。

 

 国内GⅠの高松宮記念は不良馬場で行われ、12番人気のファストフォースが7歳にして初GⅠ勝利を上げました。2着に2番人気のナムラクレアが入り、前走のシルクロードSの1、2着が入れ替わった結果になりました。ファストフォースは、デビュー後6戦未勝利で地方で再出発後JRAに再転入し、サマースプリントチャンピオンになり、今回ついにGⅠ馬となりました。異色の遅咲き馬ですね。騎乗した団野騎手もGⅠ初勝利。若手騎手の躍進も止まりません。私は前回、ナムラクレアとトウシンマカオに注目と書きました。馬券を買う段になって、この2頭を中心の3連複を考えましたが、2頭が同居する7枠からの枠連流し6点に切り替えました。その時、ファストフォースは無視していました。結果はトウシンマカオの代わりにファストフォースが来てくれて当りとなりました。代用品当りで、昔枠連だけの時代には、先輩から「そんなもん当りやない、破れ!」と冗談で言われたものです。逆に穴馬を見つけたのに、人気馬と同枠になり、悔しい思いもしました。射幸心をあおるとかで長らく馬連などは実現しなかった時代ですが、たまには枠連も捨てがたいなと思った次第です。というわけで馬券は何とかプラスになりましたが、ドバイの4レースはシーマクラシックだけ当り、やはりのトリガミとなりました。

 

 今週は大阪杯。GⅠになって7年目。海外へ行く馬も増え、微妙な立ち位置ですが、まずまずのメンバーが揃いました。強い牝馬の時代も継続中で、ここは、二冠馬スターズオンアースとエリザベス女王杯勝ちの5歳ジェラルディーナの世代間対決が注目です。他には、実力馬ジャックドール、古豪ヒシイグアス、ヴェルトライゼンデが食い込みそう。穴はノースザワールドと見ています。サクラは今週が見ごろでしょうね。