私事ですが、この1か月多忙を極め、2月18日の福永祐一騎手の阪神最終騎乗にも行けませんでした。何とか時間を作り、3月4日の引退式には行けるよう調整をしました。土曜日という事もあり、9時半に競馬場に着いたのですが、凄い人出に驚きました。最終的に18,353人という数字に再度驚いた次第です。ちなみに翌日曜日は重賞もなかったこともあり、8,319人でした。福永騎手がそれほど愛されていたことを改めて実感しました。

 久しぶりの競馬生観戦。6レースで逃げた武豊騎手の馬を出遅れた今村聖奈騎手が豪快に追い込んでしっかりと交わしました。場内大歓声。やるねー。若い人が多く、競馬の将来は安泰かなとふと思いました。この隆盛を作ったのが武豊騎手や福永祐一騎手であったのは事実でしょう。私が競馬をやりだした50数年前とはえらい違いです。

素直に嬉しいです。

 

 チューリップ賞のパドックを見て、私の狙い馬キタサンブラック産駒のコナコーストがずっと下を向いて歩いているのがちょっと気になりましたが、それは個性でしょう。意外にもキタサンブラックの仔は切れ味があるのです。コナコーストもその1頭。パドックでの仕草は色々。かつて一番印象に残っていたのが、トウカイテイオーです。あのばね仕掛けのような歩様は繋ぎが柔らかいことから来ているのでしょう。もう1頭、ドゥラメンテは、何歩めかで右足を高く上げて振り下ろす動作をしていました。面白いですね。

 騎乗合図がかかり、誘導馬に乗って現れたのが福永祐一調教師でした。かつて乗っていたミツバが誘導馬になっていたのでコンビ再会という粋な計らいでした。

 レースは、武豊のモズメイメイがスローに落として逃げ切り。コナコーストはよく追い込みましたが、ハナ差届きませんでした。単勝を持っていたのでガッカリ。それにしても福永祐一の引退式に花を添える先輩武豊はさすがです。

 

 そして、最終レースが終わり、パドックは超満員。誰も帰らなかったんじゃないかと思えるほどの人人人…。1万人が見守る中、コントレイルの勝負服で福永祐一が登場。後輩代表の川田騎手、同期の代表和田騎手、そして騎手会長の武豊騎手、それぞれが花束を贈呈。川田騎手は涙を流しハグしていました。騎手たちは揃いのエンジのTシャツを着て、記念撮影。北橋元調教師、ノースヒルズの前田幸治代表などからも花束の贈呈があり、祐一も涙があふれ、前田代表がハンカチを手渡す場面もありました。柔道金メダリストの野村忠宏氏、歌舞伎の市川團十郎氏からのビデオメッセージも流され、サプライズで両親が登場。車椅子の父福永洋一さんも元気な姿を見せてくれました。私にとって第1回高知での福永洋一記念レース以来でした。ぐっと来るものがありましたね。そして祐一からの挨拶。涙でつかえながら感謝を述べていました。最後に騎手仲間から胴上げを受け心のこもった引退式は終わりました。う~ん、良かったなぁ。野球、サッカーに並ぶ日本の競馬の底力、団結力を見た思いでした。さあ、福永調教師、どんな馬を送り出してくれるのか、楽しみです。