元南海ホークスのホームラン王門田博光氏が亡くなりました。74歳は現在では、まだ若い部類でしょう。身長1メートル70と小柄で高校時代は1本もホームランを打てなかった人が、プロ野球で史上3位の567本のホームランを打てたのは、どれほどの努力があったことでしょう。単にホームランだけではなく、安打数の2566も第4位。打点は第3位です。主要3部門でのベスト5は王、野村と門田だけ。地味に見えて、実は凄いバッターだったんだと改めて思いました。
子供の頃、叔父さんに貰った穴吹選手のホームランボールを持っていました。穴吹義雄選手は、東都大学のスラッガーとして多くの球団から誘われましたが、義理硬く最初に声をかけてくれた鶴岡監督に義理立てしてホークスに入団したのです。多くの球団の中で一番安い契約金がホークスでしたから、男気というか縁を大事にしたんですね。当時「あなた買います」という小説のモデルになり、映画化もされました。ホークスの中心選手として活躍し、後に監督になりました。人望厚く、後輩の面倒見が良いと言われた人でした。
そのサイン入りボールは、遊んでいて無くしましたが、門田さんが当時のホームラン月間記録16本を打った時、私は大阪球場のライトスタンドにいました。グローブを持って新記録のホームランを取ろうと思っていたのです。早くも1回、門田さんは、豪快に一振りで新記録を達成しました。私の10㍍横にボールは落ち、取ることは出来ませんでした。外野はガラガラで、寂しい新記録でしたが、全打席ホームランを狙うという信念でかっ飛ばした一打は私の記憶に残っています。やがてホークスは身売りされて行きました。水島新司氏の人気野球漫画「あぶさん」は、門田さんがモデルかと思うほど似ています。40歳でホームラン、打点の二冠王になり、「中年の星」「不惑の大砲」とも呼ばれた門田さんは特別な存在でした。ホームランの夢を追ってのフルスイング。立派な人生でした。
大阪なんばの湊町寄りの所にホークスファンのスナック「あぶさん」がありました。ホークス全盛時代の勇姿が映し出され、ホークスの応援歌が流れていました。(歌は灰田勝彦)友人に誘われて2~3回行ったことがありました。今もあるのかなぁ。
今回は、野球の話で終わってしまいましたが、10年に一度の大寒波が来て、開催も危ぶまれた競馬ですが、何とか開催されるようです。騎手は寒いでしょうね。あんな薄い騎手服であのスピードですものね。事故なく終わってほしいものです。そして、フルスイングの騎乗を!