新型コロナウィルス感染者がまた増えてきています。この3年、競馬は7か月の無観客開催から徐々に復活。GⅠ開催競馬場を除くと、普段通りの開催にこぎつけています。すっかりネット投票が主体となった時代が訪れたと言えましょう。それでもライブに勝るものはありません。あの高揚感は何にも代えがたいものですから。
人間ではありませんが、馬インフルエンザが流行したことがあるのです。1971年の暮れでした。有馬記念当日、ウインズへ行くとあちこちに中山競馬の出走取り消し馬の張り紙が。大騒ぎでした。有馬記念も人気のアカネテンリュウ、メジロアサマが取り消し。メジロアサマと同枠の人気薄のカミタカも。これは友引かと言われました。勝ったのは牝馬のトウメイ。決してフロックではない強さを見せたトウメイは、この年、3月28日のオープンから8戦7勝。マイラーズCの連覇から21頭立ての阪急杯をトップハンデで快勝し、秋は牝馬東京タイムス杯を59キロを背負って馬なりの楽勝。これ以後牝馬が重賞で59キロを背負って勝った例はありません。そして、秋の天皇賞。当時3200mでした。ここも中団から堂々と強豪牡馬をなで斬りにします。わずか428キロの小柄な馬の強さに目を見張りました。わずか6頭立ての有馬記念。メジロムサシに次ぐ2番人気のトウメイは、初の中山コースで4コーナーで外へ膨れましたが、清水英次騎手の鞭が入ると、あっさり好騎乗の野平祐二騎手のコンチネンタルを交わし引退レースを飾ったのです。東上してから鞭を入れたのはここだけでした。そして史上初の牝馬の年度代表馬になりました。
その後感染は広がり、年が明けて第1,2回の東京競馬は中止となりました。幸い関西への感染は食い止められ、関西では競馬は中止することなく開催されました。しかし、これによりダービーは7月に延期されるなど影響は残りました。
さて、今年の有馬記念。好メンバーが揃いました。ローテーションは様々。秋天から有馬、JCから有馬、菊花賞から有馬、凱旋門賞から有馬、エリ女から有馬、アルゼンチン共和国杯から有馬、京都大賞典から有馬、宝塚記念から有馬と、すべての道は有馬へと繋がっています。中でも秋天、菊、JCが王道のようです。年齢別では、3歳4頭、4歳2頭、5歳4頭、6歳以上は勝ち星なしです、最近強い牝馬は3頭が戴冠。今年は4頭が参加していますが、中でも2014年の覇者ジェンティルドンナは、ジェラルディーナを送り込んできました。先に取り上げたトウメイが後に息子テンメイを出走させており、以来43年振りの母子制覇への挑戦となります。
最後にサッカーワールドカップつながりで、W杯開催年の有馬記念は、名馬が優勝するケースが多いのです。オグリキャップ、ナリタブライアン、グラスワンダー、シンボリクリスエス、ディープインパクト、ジェンティルドンナと、錚々たる優勝馬たちです。名馬候補となれば、3歳のイクイノックス、4歳のタイトルホルダー、同じくエフフォーリアあたりでしょうか?おっと、WCの優勝国は?アルゼンチンでしたね。アルゼンチン共和国杯を勝ったブレークアップを忘れてはいけません。いやあ、絞れないなぁ。正攻法で行きます。前に行くタイトルホルダーとそれをマークするイクイノックス2頭軸での3連複で相手は手広く。ということで、クリスマスグランプリを楽しみます。雪が心配だなぁ・・・。