サッカーWCは、強豪ドイツに逆転勝ちして盛り上がりましたが、勝てると思ったコスタリカによもやの敗戦。攻め続けても得点は入らず、逆に一瞬のチャンスをものにされてしまいました。それがサッカーというものでしょう。SNS上では、手のひら返しの醜い罵倒が拡散。もう少し楽しむという雰囲気になれないものでしょうか。競馬でもよく見られることではありますが・・・。後はスペイン戦。全力で悔いのない戦いを見たいものです。

 

 ジャパンカップは、3番人気のヴェラアズールがライアンムーア騎手の剛腕に応えて狭い内から抜け出し、GⅠ初勝利。2着にシャフリヤール。1~4着を外国人騎手が占めました。外国馬は掲示板にも載らず、17連敗となりました。21世紀に入ってからは、日本の20勝2敗。ちなみに20勝のうち、関西馬が16勝と圧倒的です。ただし、騎手は外国人Jが13勝と存在感を見せています。種牡馬では、ディープインパクトの4勝を始め、SS系が10勝とトップ。キングマンボ系が5頭。やはり両系統が大半を占めています。

 

 勝ったヴェラアズールは、ダービー馬エイシンフラッシュの産駒。父はダービー史上最速の上り32秒7を叩き出した切れ者でした。6世代を生産して初のGⅠ馬の誕生。今年オニャンコポンも出しており、好調です。脚部不安でデビューから16戦ダートを走り続けたヴェラアズールは、芝に挑戦して5戦目の京都大賞典で強い勝ち方で初重賞。上り33秒台の末脚を武器に栄冠にたどり着きました。ほとんどスローペースの展開での勝利は、エイシンフラッシュが得意とした瞬発力勝負だったようです。このような戦績を残した馬は珍しいケースといえましょう。そして、久しぶりに混合GⅠを5歳馬が勝ちました。5歳勢にとっては隠し馬のような存在でした。私が本命にした3歳のダノンベルーガは、いったん先頭に立ち、突き抜けるかと思いましたが、微妙に抜け出すのが早かったのか、5着に沈みました。キャリアでしょうかね。

 

 さて、ジャパンカップの今後ですが、検疫厩舎が東京競馬場に出来たからといって急に外国馬が勝つことはないのが当たり前で、便利にはなっても高速馬場に適応できる馬がそうそういないという事は深刻です。スノーフェアリーのようにヨーロッパでも日本でも通用する馬は少ないでしょう。だから来年から1着賞金が5億になっても、あまり来日には結びつかないような気がします。外国の看板レースは、GⅠレースを1日、2日に集中することで参加馬を確保するのが主流です。日本は売り上げの関係でそれをしていませんが、思い切ってそれが出来れば参加馬は増えるかもしれません。大きな賭けですが、来年もJCが今年のようなことになるなら本気で考えた方が良いでしょう。5億円に値するのか、中身は秋天の方が上位とするなら、突出する価値はないでしょう。