サッカーワールドカップが始まりました。強豪ドイツに逆転勝ちした日本は大騒ぎ。あまり良い事のなかった世相に改めてスポーツの偉大さを感じました。サッカーは若い頃よく草サッカーに興じました。子供の多い時代に生まれたので、野球と共に遊びの中で楽しみました。1970年代に活躍した選手でオランダのヨハン・クライフが一番好きな選手でした。全員参加、全員守備のトータルフットボールを完成させ、その中心にいた名選手で、流れるような美しいサッカーを展開しました。ワールドカップでベッケンバウアーが率いる西ドイツとの決勝戦は夜遅くまでテレビにかじりついていました。敗れはしましたが、あの大会の中心選手であったことは間違いありません。彼がアジアツアーで来日した時は国立競技場まで見に行きました。けがで大きなサポーターをしており、確か前半で退いたと思いますが、生のクライフを見られて満足でした。いやあ、それにしても日本も強くなりましたね。
強くなったと言えば日本の競馬もそう。今週のジャパンカップも42回目。1981年、初の国際レースに第1回から東京競馬場を目指しました。初めて見る外国馬の強さに興奮したものです。あれから41年、今や日本馬が16連勝中。21世紀に入って19勝2敗です。それまでは第1回から8勝12敗の負け越しで、特に1986年の第6回から6連敗していました。そして30年前の1992年国際GⅠに認定された年でした。史上最強の外国馬たちがやって来たのです。欧州年度代表馬で7戦6勝のイギリス馬ユーザーフレンドリー、イギリスダービー馬のドクターデヴィアス、アーリントンミリオンの勝ち馬ディアドクター、オセアニアからはAJCダービー馬ナチュラリズム。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアの強豪が顔を揃えたビッグレース、世界選手権ともいえるレースになりました。
これらの外国馬を相手に勝利して父子二代制覇を成し遂げたのが我らのトウカイテイオーでした。重馬場でしたが歴代3位のタイムでクビ差ナチュラリズムとの死闘を制したトウカイテイオーは、世界チャンピオンとでもいえる馬でした。
このように世界選手権といえるようなレースとして大成功したジャパンカップでしたが、皮肉なことに日本馬が強くなった今、来日する外国馬は減る一方となりました。何とかテコ入れをと、今年、東京競馬場に検疫厩舎を作りPRに努めた結果、久しぶりに4頭の外国馬が来てくれました。しかも3頭は3歳の新勢力です。一体どんな競馬を見せてくれるのか、外国馬の動向が注目されます。日本馬のメンバーを見ますと、こちらも頭数のわりに何か迫力が感じられません。天皇賞・秋が好メンバーで迫力あるレースでしたが、今回はその3着のダノンベルーガ、5着のシャフリヤールが中心で、後、京都大賞典を強い勝ち方をした上り馬ヴェラアズールが目立つ程度で、正直、面白そうな馬が見当たらないのです。一応私は、ダノンベルーガを中心に考えています。ここもレベルの高い3歳馬という結論になるようです。相手がねぇ・・・。