菊花賞は2番人気のアスクビクターモアが阪神コース3分2秒4のレコードでクラシック最後の一冠をものにしました。2001年ナリタトップロードのレコードは21年ぶりに更新されました。馬場状態が良かったのとハイペースで流れたことが原因だとしても、立派なものです。昨年のタイトルホルダーといい、高速ステイヤーの時代がやってきているようです。田辺騎手の強気のレースっぷりも良かった。2着のボルドグフーシュは7番人気でハナ差大輪を逃しました。上がり最速を連発していた馬ですが、スタミナ勝負はどうかなと私は外してしまいましたが、大健闘でした。3着にジャスティンパレスが半馬身差で続き、4着以下は5馬身離されました。1番人気のガイアフォースは、内で揉まれたのが応えたのか8着に終り、またしてもGⅠで1番人気は勝てませんでした。

 

 終わってみれば、やはりディープインパクトの独壇場で1、3着を占めました。ディープ産駒の菊花賞は5勝目。クラシック24勝目はあのサンデーサイレンスを抜き、トップに立ちました。もう抜かれることはないのではと思われる記録です。更に英国では、2歳GⅠのフューチュリティトロフィーでディープ産駒のオーギュストロダンという馬が3連勝で快勝。来年の英国ダービーの最有力候補になっています。世界のディープインパクトは死してなお注目される存在です。

 

 秋GⅠは続きます。今週は天皇賞(秋)好メンバーが揃いました。昨年もエフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアが出走し、レベルの高いレースとなりましたが、2021世界トップ100GⅠレースで秋天は第4位と日本のレースでは最上位となりました。ちなみにベスト5には、1位凱旋門賞、2位ブリーダーズCクラシック、3位キングジョージ&クイーンエリザベスS、5位にケンタッキーダービ-となっています。日本馬のレベルアップが評価されていますね。世界の傾向は2000m、2400mが中心です。日本の順位でいえば、秋天の下には、有馬記念、大阪杯、ジャパンCが15位以内に入っています。長距離のトップは英国のゴールドC4000mで、38位、春天が54位です。出走馬のレベルによって決められる順位ですが、ステイヤーの時代ではないことは分かるのですが、個性というものを大事にするという精神は持ち続けたいですね。

 

 さて、秋天の話題としては3歳の挑戦が挙げられます。菊花賞よりこちらを選んだ春の実績馬たち3頭、イクイノックス、ジオグリフ、ダノンベルーガが古馬にどう立ち向かうのかというのが焦点でしょう。つまり世代間対決です。ここまでの今年の平地重賞実績では、5歳25勝、4歳19勝、7歳9勝、6歳7勝となっています。前にも書きましたが、5歳は勝利数は多いが、その7割近くがGⅢで、GⅠ、GⅡだけの合計では4歳が11勝対8勝とリードしているのです。ここも5歳の層は厚くありません。4歳の強豪シャフリヤール、ジャックドールが上位でしょう。という事で3歳との対決と見ています。

 

 展開が面白そうですね。どうしても行きたいのが、パンサラッサとバビットです。枠の関係でパンサラッサが行くと思われますが、バビットの横山典が競りかけるとハイペースになるでしょう。どちらかが抑えるのか、3番手にはジャックドールが単騎逃げのような形でポジションを取るのかな?ジオグリフは中団、シャフリヤール、イクイノックス、ダノンベルーガは後方でしょうか。長い直線の攻防は見応えがあるでしょう。私は、イクイノックス、シャフリヤール、ジャックドールの3頭を中心に考えたいと思います。お天気も良さそうでいいレースになるでしょう。