先週の毎日王冠と京都大賞典で、古馬のGⅠ前哨戦も大方終わり、いよいよ秋GⅠ戦線に突入します。毎日王冠に触れておくと、サリオスの復活が頼もしく映りました。「府中1800m展開要らず」などと言われているそうですが、もちろんそんなことはありません。レースには常に展開と運が必要なのです。データを見てもこのレースは前半34秒台で入れば追い込み馬が、35秒台なら前残りがという展開の妙があります。予想通りレッドベルオーブが飛ばし、1000m57秒9というハイペースで進みました。2番手のレイパパレはよく粘りましたが、もう少し遅いペースなら粘り切れたかもしれませんが、後1ハロンで力尽き、ダノンザキッドに交わされ、さらに外からジャスティンカフェが追い込んできました。そして、内をついて前が詰まったサリオスがゴール前開いた2頭の隙間を割って鋭く伸びて1着。府中らしい迫力あるレースでした。これぞ、展開と運の極みでしょう。
さて、秋華賞です。三冠がかかったスターズオンアースを中心に、いいメンバーが揃いました。最近は強い牝馬の時代で、秋華賞から、ジェンティルドンナ、アーモンドアイのようにエリザベス女王杯を飛び越えてジャパンCへ行くという馬もいて、レースの価値は高まりました。そのせいか、ぶっつけで秋華賞に向かう馬も多くなり、最近のオークス馬の秋華賞成績は5101です。そんなところから、スターズオンアースの中心は動かないところでしょう。懸念は、桜花賞やオークスのように大回りで直線が長いコースではない阪神の内回りでしょうか。力的にはナミュールも侮れません。この馬もぶっつけです。オークス2着で紫苑S1着のスタニングローズはバラ一族の良血で堅実さが光ります。紫苑Sは、重賞になってから評価が高いレースで、秋華賞でも活躍馬が増えています。逆にローズSはすっかり好走馬が出なくなりました。これも間隔が詰まっているのが原因でしょうか。
私の期待は、アートハウスです。春は力及ばずオークスは7着でしたが、直線早目に抜け出したのが痣になった気がします。この秋は好調です。ローズS組というのが不安ですが、勝ち負けできると信じます。馬券はアートハウス軸でスターズオンアースを厚めにスタニングローズ、ナミュール、エリカヴィータ、サウンドビバーチェ、ストーリア、ライラックに流したいと思います。日曜日の天気は下り坂ですが、何とか持ってほしいものです。