前回英インターナショナルSを圧勝したバーイードについて書きましたが、4歳を3歳と書いてしまいました。失礼しました。
初の2000mを難なく克服し、これで10連勝とした同馬の注目の次戦は、凱旋門賞ではなく、英または愛のチャンピオンSが有力視されています。これで21世紀の最強馬フランケルと同じ路線で引退となるようです。フランケルの父ガリレオとバーイードの父シーザスターズは兄弟で母は凱旋門賞を勝った偉大なアーバンシーです。生涯で11頭の仔を生んだアーバンシーはそのうちGⅠ勝ち馬4頭を含む8頭がステークスウィナーとなっています。現代における最高の繁殖牝馬と言えるでしょう。
先週17日には、国内外GⅠ5勝の名マイラー、タイキシャトルが亡くなりました。28歳でした。1998年の年度代表馬で、短距離馬としては史上初の選出でした。私は大阪方面に用事があったのでついでに難波場外で記帳をしてきました。若い人の記帳が多く、引退馬を支援する活動に関わっている方が多いようです。私たちの若い頃は、POGや横断幕や牧場巡りが流行っていましたが、今は牧場との関わりや人気ゲームのうま娘や引退馬に関わる若いファンが多いようです。競馬の広がりを感じますね。記帳の中にはタイキシャトルの世話を一時されていた方も当時の感想を書いておられました。みんなに愛された馬でした。
私の印象はビッグレッドホース。とにかく大きくて栗毛が美しい馬でした。13戦11勝。4戦目にテンザンストームにクビ差負けしなければ12連勝だったのですが・・・。テンザンストームはその後ずっとタイキシャトルを負かした馬と書かれ続けましたね。最後のスプリンターズSは3着でしたが、安田記念、ジャックルマロワ賞、マイルチャンピオンSとマイル戦を使っていたので、久しぶりのスプリント戦に戸惑ったのかもしれません。まあ、何といってもフランスのジャックルマロワ賞勝ちは立派なものです。近年では、ロードカナロアと並ぶ短距離馬の双璧でしょう。
藤沢和雄調教師は、秋の天皇賞に出られたなら2000mに挑戦したいと話されていましたが、当時は外国産馬は出られなかったのです。同馬の引退2年後の2000年に開放されましたが、出られればきっと好勝負したことでしょう。種牡馬としては、ベスト20位に7回入っており、まずまずの成績です。活躍馬としてメイショウボーラー、ウィンクリューガーを出し、メイショウボーラーはニシケンモノノフに血を繋いでいます。母の父としても、ワンアンドオンリー、ストレイトガール、レーヌミノルなどを出しています。
先週小倉の新馬戦で大きな話題となった馬がいます。ヤマニンウルスというジャスタウェイ産駒です。ダート1700mで3コーナー辺りで先頭に立つと他馬を大きく引き離し、何と4秒3差のレコードの大差勝ち。これは平地での最大着差だとのこと。3秒差くらいは過去にもありましたが、新馬でいきなりこの勝利は衝撃的でした。今年の2歳馬は話題を提供してくれますね。先に書いたリバティアイランドの上りタイムの31秒4にも驚きでしたが、今回のヤマニンウルスの次走にも注目です。そしてヤマニンの鞍上は売り出し中の今村聖奈。これでGⅠに乗れる31勝目でした。持ってるなぁ。
最後に好メンバーが揃った札幌記念に少し触れます。1番人気のソダシは昨年より斤量も増え、メンバーも強力になったせいか5着と沈みました。本質はマイラーなのでそう悲観することもないでしょう。勝ったジャックドールは本格化しました。秋の天皇賞では主役の1頭となるでしょう。入場制限があるので入場者は抑えられていますが、売り上げが凄い。97億5千万円。GⅠレース以外で100億を超えそうなのにはびっくりです。コロナで娯楽が伸びないところへ手軽な娯楽として競馬を楽しむ方が多いという事でしょうか。暑さはまだまだ続きそうなので、熱くならないようにしたいものです。