明日7月30日は、ディープインパクトの命日です。不世出の名馬の死去から早くも3年がたちました。そしてライバルのキングカメハメハもディープの死後10日後、8月9日に亡くなったのです。わずか10日で、日本が誇る大種牡馬2頭がいなくなったショックは大きなものでした。両馬の仔はまだ走っていますが、その存在感は徐々に薄れていきます。ディープの偉大な父サンデーサイレンスは、産駒の勝利数2749勝。JRA記録です。ディープインパクトは現在2627勝。後123勝で1位になります。まだ3歳から7歳までの産駒が残っているので、恐らくこの記録は達成できるでしょう。しかし、重賞勝利はサンデーの311勝に対してディープは現在275勝。後36勝は厳しい状況です。しかも今年は重賞勝ちはわずか4勝と足踏みしています。1位は勢いのあるロードカナロアで9勝です。ハーツクライ、ドゥラメンテが6勝、ライバルのキングカメハメハも5勝と頑張っています。収得賞金順では首位を守っていますが、2位のロードカナロアとの差は縮まる一方です。
サンデーサイレンスは日本の血統を塗り替え、世界的な大種牡馬として君臨しました。1995年から13年間首位を守り、多くの子孫を残しました。現役馬の8割がサンデーの血を有するという特殊な状況を作り上げたのです。更に死後、アグネスタキオン、マンハッタンカフェがリーディングを継ぎ、その後キングカメハメハが2年首位となりますが、2012年からディープインパクトの天下となり、今日まで続いています。その後7年間は1位ディープ、2位キンカメという時代が続きます。キンカメの後、1年はハーツクライが2位になりますが、そのあとは、キンカメの後継であるロードカナロアが2位となりました。最盛期はベスト10のうち8頭までがサンデー系でしたが、今やキングカメハメハの勢力が伸び、二大派閥といった状態です。どちらも後継馬は多く、今後も両系統の争いは続くでしょう。
サンデーサイレンス~ディープインパクトの血は世界に広まりました。もう「種牡馬の墓場」と呼ばれた時代は過ぎ、世界が日本の血統に注目する時代になりました。この四半世紀サンデー&ディープがもたらしたものは限りなく大きいものでした。セレクトセールの活況はサラブレッドビジネスを大きく発展させました。まだまだあと10年はサンデー抜きには語れない時代が続くでしょう。