土曜日の東京は、戸崎デーになりました。1日6勝。8レースから12レースまで5連勝。日本記録は横山典騎手の6連勝ですから、もう一息でした。他にレーン3勝、横山武史2勝、ルメール1勝で、結局4人の騎手が勝利しただけの1日でした。日曜日は好天のダービーデー。お客さんも6万人を超え、上限の7万人に迫る勢い。コロナ前の平均が12万人ぐらいですから半分とはいえ、日本のスポーツイベントからしては大観衆です。ちなみにダービーには戸崎騎手に乗り馬はありませんでしたけど・・・。
レースは予想した通り平均より速いペースで流れ、追い込み馬有利となりました。4強と言われた通り、掲示板の5着までに人気の3頭が入りましたが、3着までの独占とはなりませんでした。ダービーレコードでの決着で初めて2分22秒を切りました。東京コースの馬場状態は素晴らしく、ここ10年で4度目のレコードとなりました。5着は4着から3馬身離され、上位4頭はかなりのレベルと感じました。勝ったドウデュースは、いい位置を取れ、リラックスして走っていました。武豊の得意のパターンに持ち込めたのが勝因でしょう。53歳2か月と15日。最年長ダービージョッキーの誕生です。ダービー6勝目。昭和、平成、令和と3世代のダービージョッキーはもちろん初めての事。どんな時も泣いたりしない騎手ですが、目が赤くなっていたのはさすがに隠せませんでしたね。競馬人気を不動のものにしてきた第1人者で、何より多くの名馬と共に歩んできた彼の真骨頂が凝縮されたレースでもありました。
ドウデュースのオーナーであるキーファーズ代表の松島氏は、武豊の大ファンで、武豊のために馬を持ち、二人で凱旋門賞勝利という夢を抱いてきたのは、有名な話です。それは本当に夢のような話で、そんなに簡単にはいかないよと、誰もが知っているのですが、この勝利が悲願達成の第一歩となったのは間違いないところです。すでに今年の凱旋門賞への登録は済ませているとのこと。競馬ファンの夢もそこにあります。無事に行ってほしいものですね。
2着のイクイノックスは、またしても18番の大外枠。後方に位置し、最速の上りで迫りましたが、最後は脚色が一緒になりました。しかし、実力は紙一重。父はキタサンブラックだけに距離が伸びてさらに良さが出る期待があります。3着は際どくクビ差でアスクビクターモアが粘り切りました。前へ行って残ったのは地力がある証拠。スタミナ型のディープ産駒でしょう。1番人気で4着のダノンベルーガは、最後伸び負けた感じでしたが、能力はあるので、秋の成長が楽しみな1頭に変わりはありません。皐月賞馬ジオグリフは、7着。やはり距離でしょうかね。この1走だけではわかりませんが・・・。馬券は、馬単と単勝が当たりましたが、3連単が届かず、トリガミになりました。でもいいダービーだったと思います。素質馬が多く、秋が楽しみです。