春天はタイトルホルダーの快勝に終わりました。何が何でもハナに行くという横山和生騎手の気迫が伝わったスタートでした。道中も見事なペース配分。中盤に12.8、13.3、12.9と息が入り、上り48.3ー36.4で押し切り、7馬身差で逃げ切りました。7馬身差は、父典弘騎手がイングランディーレで勝った時と同じ着差です。今回の菊花賞を上回る快勝に、ステイヤーの本領が発揮されました。菊花賞馬には、ゴールドシップ、キタサンブラック、フィエールマン、ワールドプレミアなど最近のステイヤーたちの信頼できる舞台が用意され、見ごたえあるレースを提供してくれています。これも他にはない日本競馬の興行的な成功だと思います。色んなレースを見られるというのは、本当に嬉しいことです。

 

 今回大きな話題として挙げられるのが、史上初の親子3代天皇賞(春)制覇です。横山家は先に昨年、武史騎手によって天皇賞(秋)の親子3代制覇を成し遂げており、、春秋制覇という快挙となりました。いやぁ、本当に凄い!2代制覇でもなかなかできないことなのに・・・。父の典弘騎手はまだ現役で、知っている人は多いと思いますが、祖父の富雄元騎手はメジロの馬で活躍したいぶし銀の人でした。私の印象に残っているレースは、泥んこの天皇賞(春)のメジロムサシです。オオクラの大逃げを最後に交わすのですが、オオクラに乗っていた目野騎手は、内埒ぴったりを進み、リードを広げていましたが、最後の直線で外へ持ちだします。あのまま内をついていたらどうだったのかと思いますが、メジロムサシが馬体を合わせるように伸びてきて、クビ差捕えました。富雄騎手は、その2年前の秋天でも不良馬場をメジロタイヨウで制しています。天皇賞(春)は、ほとんどベテラン騎手が勝ってきましたが、久しぶりに若手騎手の勝利となりました。私の馬券は、見事にトリガミでした。(笑)

 

 もう一つ注目だったのは、落馬でカラ馬のまま走ったシルヴァーソニックです。条件戦などでカラ馬が先頭でゴールすることはたまにありますが、GⅠのしかも3200mのレースで、最後までしっかり走り抜くなど見たことがありません。最後の直線で内からタイトルホルダーを抜こうとしたのですから驚きです。この馬も気合い!が入ってたのでしょうか。ゴール後、外埒の飛び越えに失敗して転倒。足をバタバタさせた後、動かなくなったところをテレビが映していましたが、心配でしたね。ところが、ユーチューブでの画像を見ると、その後起き上がり、何事もなかったように馬運車に乗り込みました。不思議な馬でした。うーん、やっぱりオルフェーブルの仔か?このお騒がせは、語り伝えられるのでしょう。まぁ、無事でよかった。

 

 今年の平地重賞はやっと4歳馬が11勝目で5歳を1勝リードしました。層が厚い4歳は、これから調子を上げていくはずですが、意外なのは、7歳馬が6勝と健闘していることです。そして、東西差は、相変わらず西がダブルスコアでリードしていますが、GⅠに限ると、ここまで5対1と東がリード。このままいくのでしょうか?それにしても1番人気は勝てませんね。騎手では、何とルメール騎手が国内重賞未勝利というのも不思議です。

 

 今週は、交流GⅠのかしわ記念、アメリカのケンタッキーダービーにJRAのNHKマイルカップと豪華な献立です。かしわ記念は、充実著しいショウナンナデシコ、ケンタッキーダービーは、分からないので、レイティング上位のエピセンター、NHKマイルCはセンスが光るセリフォスをそれぞれ軸に考えています。緊迫の国際状況ですが、競馬が出来る幸せを感じます。