早いものでもう1月も終わりです。オミクロン株の流行で、てんやわんやの1か月でしたね。まったく厄介なウイルスです。月が変わらないうちに簡単に2021年を各分野から振り返ることにします。騎手のベスト5は、ルメール、川田、松山、福永、横山武史で常勝ルメールの首位は変わらず、2位の川田も海外遠征が多かったので勝利数は減ったものの、中身は濃く、特に勝率はルメールを上回る2割8分5厘と、武豊が作った2割9分1厘の大記録に迫るものでした。また、福永も最後怪我で欠場しましたが、ダービーの3勝目を含み大活躍でした。松山もすっかり一流騎手の仲間入りで130勝は立派です。そして、何といっても横山武史。エフフォーリアでの活躍は目を見張るものがあり、自身初の年間100勝越えも自信になったことでしょう。久しぶりに関東から大物騎手が誕生したという期待が高まっています。更にそれ以外の若手騎手の活躍も顕著でした。岩田望21歳、団野21歳、菅原明20歳たちが腕を上げ、ベスト10、ベスト20位内に入ってきました。若手のホープが何人も出て来ると競馬は活気づきますね。
調教師部門は、2位ながら矢作師が文句なしのMVPでしょう。海外での活躍はご存じの通り。特にアメリカブリーダーズカップでの2勝は特筆ものでした。収得賞金ランキングでも断然の1位です。勝利数3位の友道師も重賞を含む特別勝利は多く存在感を示しました。勝利数1位の中内田師は勝率、連対率が高く堅実です。GⅠ勝利がなかったのが残念でした。収得賞金では9位になります。勝利数4位、5位と関東の国枝師、手塚師が入り、関東躍進の中心となりました。どちらも実績のある調教師です。
なお、馬主、生産者部門は、相変わらず社台グループの独壇場でした。サンデーレーシングを始めとする馬主部門とノーザンファームを筆頭とする生産牧場ランキングは1強時代を続けています。
種牡馬部門です。総合、2歳ともディープインパクトが貫禄の首位。中身も4年連続7度目のダービー制覇など記録づくめの戴冠でした。しかし、収得賞金は79億から68億と減少。少なくなってきた産駒の影響がジワリと忍び寄っているようです。その中でポストディープとしてロードカナロアが2位の座を不動のものにしたようです。3位のハーツクライも前年と同じですが、種牡馬を引退しており、キンカメ同様今後上位は望まれません。代わって上昇しているのがキズナとエピファネイアです。キズナは8位から4位に、エピファは9位から6位にアップしました。更に2年目のドゥラメンテが44位から11位に、モーリスが47位から12位に上がってきました。しかし、ドゥラメンテは惜しいことに急死しています。
ブルードメアサイアー(母の父)部門は、サンデーサイレンス時代が去り、キングカメハメハが連続1位の座を守りましたが、ディープインパクトが早くも2位に躍進。この部門でも首位を伺っています。ディープ対キンカメは土俵を変えて、ここでも永遠の対決?です。
* 2歳部門は次回に。