先週は友人と紅葉を見に琵琶湖の北、マキノへ行って来ました。お目当てはメタセコイアの並木道です。道路の両側に高いメタセコイアの並木が2km続きます。平日とはいえ、相当な人出で駅からのバスは超満員でした。コロナが収まりこの季節、人気のスポットはどこも人でいっぱいのようで、ここも例外ではありませんでした。観光バスがひっきりなくやって来ます。解放された人々の楽しそうな会話が聞こえてきます。
地球の生命体として最も長生きなのが木です。世界一高い木はアメリカ北カリフォルニアのセコイアスギで115、92mで、寿命は2000年といわれています。この木はハイペリオンと名付けられています。ハイペリオン、そうあの有名なイギリスのサラブレッドですね。ギリシャ神話の神だそうです。高い大きな木を見上げれば神々しく見えるようです。美しい馬を見てもそんな感じがしてきます。
美しい馬といえば、ジャパンカップのコントレイルは素晴らしい出来でした。青鹿毛の馬体はまるでビロードのようで、最後の直線は満を持しての追い込みで前の馬を捕えました。完勝でした。ヤクルトの高津監督ではありませんが、「絶対大丈夫!」と叫んでしまいたい出来でした。まだまだ走れるはずですが、わずか11戦で引退。ディープインパクトの後継という大仕事が待っているのです。牝馬のジェンティルドンナやグランアレグリアは幾つもGⅠを勝ちましたが、ディープの牡馬は、GⅠ馬は多いのですが、最高で3勝したのがフィエールマンのみというやや物足りない成績でしたが、コントレイルはGⅠ5勝でやっと真打ちが現れたという感じでした。三冠にジャパンC勝利なら文句なしですね。
レース後の福永祐一騎手の涙にはもらい泣きしました。私も年いって涙腺が弱くなっているのです。絶対負けられない、この馬の実力はとんでもないんだというところを見せたかったのでしょう。プレッシャーが半端ではなかったのがあの涙に現れていました。思えば、父の福永洋一さんとは、昭和43年デビューで私の就職と同じで社会人同期という気持ちで見ていました。忌まわしい落馬事故で31歳の若さで天才騎手はターフを去りました。祐一騎手は今44歳。お父さんを遥かに超えた年齢で立派な成績を残しています。成績で上回っても馬乗りとしては遠い存在だと以前語っていましたが、親孝行ですね。お父さんのなしえなかった夢をたくさん現実のものにしたのですから…。それにしても、祐一騎手は雄弁ですね。解説者が福永騎手が全部言ってくれましたというインタビュー。お父さんは口下手でしたが、あれだけ冷静に喋れるというのも成長の証しでしょう。調教師を目指すのかな?