マイルチャンピオンシップは、グランアレグリアが貫禄の勝利。スローペースも何のその、直線外から一気でした。ディープインパクトの瞬発力が生きましたね。強い馬の強いレースは見ていて気持ちがいいものです。1番人気でかっこよく勝つ、それも競馬の魅力です。引退レースを制し、GⅠ6勝目。内5勝がマイル戦というマイルの女王、史上6頭目の牝馬10億円越えの偉業を成し遂げたラストランでした。ディープ産駒は、1600mと2400mが得意で、1600mGⅠは、マイルCSが5勝、安田記念が4勝です。

 私の予想は前回書いた通り、グランアレグリアとシュネルマイスターの1、2着固定の3連単で3着を相手5頭の計10点。3着から6着に選んだ馬が入り、的中でした。グランを負かすのはシュネルしかないと思いましたが、女王の貫禄勝ちでしたね。それでもグランを別格としたら、2、3、5着は3歳でやはり3歳は強かったという事ですか。なお、藤沢調教師は、タイキシャトルに続く2頭目の連覇で歴代最多の6勝目。やはりマイルマイスターでした。

 

 グランアレグリアは、歴代のマイラーと比べてもそん色ない名馬だと思いますが、この5歳世代の牝馬は凄くて、クロノジェネシスは、有馬記念と宝塚記念を勝ち、ラヴズオンリーユーは、今年海外GⅠ2勝と活躍。クロノは有馬連覇、ラヴズは香港Cなら海外3勝目とそれぞれ歴史的偉業を成し遂げてしまうことになります。牝馬の時代も、ここまで来ると言い尽くされた感がありますね。

 

 ところで、先週はもう一つ大記録が地方競馬で達成されました。11月18日名古屋競馬所属の宮下瞳騎手が女性騎手初の通算1000勝を達成しました。常に女性Jのトップを走り続けてきた宮下騎手は、一度引退していました。前に書きましたが、その時、我が道頓堀ターフ倶楽部(DTクラブ)では2011年に「女性騎手NO1宮下瞳騎手引退記念展」を開催したのです。夫婦で来阪され、大変喜ばれました。その後資料は名古屋競馬場に送り、そこでも展示されたのでした。民間でこんなことが出来るのもDTクラブぐらいでしょう。二人のお子さんを出産後、騎手に復帰。昨年は女性騎手初の年間100勝を達成。この度見事に通算1000勝を達成されたのです。まさに地方競馬のレジェンドです。

 

 そんな宮下騎手を追うように園田競馬から凄い新人が今春デビューしました。佐々木世麗(ささきせれい)さん18歳です。9月に兵庫県の新人最多勝を更新し、この11月10日には、地方競馬の女性騎手最多勝(愛知所属の山本茜騎手の66勝)を更新しました。わずか7か月での達成には驚きです。私は、その翌週に久しぶりに園田競馬場を訪れました。コロナも落ち着いてきたようで、マスクや消毒はもちろんでしたが、普段の開催と同じ雰囲気でした。身長149センチと小柄な佐々木騎手は、フォームが決まっており、積極的なレースをします。最初に見た4レースでは、強気の逃げで、先輩騎手の追撃を封じて1着に。応援のつもりで単勝を買ったらいきなりの当り。次の6レースではワイドで勝負。ここは最後方から向こう正面からまくり、1番人気の馬には差されるも2着を確保。その自在の騎乗ぶりには天性のものがうかがえました。ここも当たりました。すっかり世麗ちゃんのファンになったおじさんは、月1回は来ようと思いました。彼女はきっと馬に乗るのが嬉しくて仕方がないのでしょう。そんな雰囲気でした。宮下騎手を目標に地方競馬の星になってもらいたいものです。