42年ぶり2度目の阪神開催となった菊花賞は、4番人気のタイトルホルダーが好スタートから逃げ切りました。横山武史騎手の気迫あふれる好騎乗でした。気合を付け、やや離しての逃げは1000m通過1分ジャスト。中盤には、14秒3、13秒1とペースを落とし、後続を引き付けてから後半は11秒7、11秒5、11秒4と突き放し、最後は12秒2でまとめました。見事なペース配分でした。3000mを逃げ切るのは至難の業。デビュー5年目の騎手がよく持たせました。思えば父の横山典もセイウンスカイで逃げ切りがありました。ゴールでのガッツポーズまでそっくりで思わずニンマリしました。逃げ切りはそれ以来の23年ぶりです。そして、それは史上4組目の親子制覇でした。

 

 まあ、スローのヨーイドンにならなくて見ごたえのあるレースでよかった。レース後のインタビューも武史の謙虚な一面が見られ好感を持ちました。お父さんは、インタビューでは、「よく頑張りました」ぐらいしか言わなくなりましたからね。そういえば、関西で売り出し中の岩田康騎手の息子の望騎手も「父が迷惑かけてすみません」とか言うそうですね。(どっちが親父やねん) 今の若手騎手は受け答えもしっかりしています。有望な若手が出て来たのは喜ばしいことです。横山武史は関東を背負う騎手になりました。まだ22歳。楽しみです。

 

 タイトルホルダーの父ドゥラメンテは、今年9歳という若さで亡くなりました。産駒はまだまだいますが、とりあえず後継が出来たのは何よりです。祖父のキングカメハメハから数えて史上初の父子3代クラシック制覇となりました。一方、人気だったレッドジェネシスは案外でしたが、オーソクレース2着、ステラヴェローチェ4着と力のあるところを見せました。特筆すべきは、追加登録して只1頭挑戦した牝馬のディヴァインラヴが3着に来たことでしょうか。やはり牝馬の時代なんですね。牝馬は路線がしっかりしているので、こういうレースに出る馬は少ないのですが、長距離適性がある馬は案外いるものだと思います。陣営の英断ですね。ヨーロッパでは、牝馬限定の長距離重賞もあるのです。JRAでも牝馬限定の長距離重賞やダート重賞もひとつずつくらいあれば面白いと思うのですがね。牝馬のダート女王や、ステイヤー女王と呼ばれる馬がいてもいいと思います。番組の工夫の余地はまだまだあるでしょう。

 

 私の馬券の方は、前回予想した通りの買い目で、馬単が当たり、2220円のプラスとなりました。その前が1190円のプラスでしたから、少ないとはいえ、まずまずといったところでしょうか。それでも馬単5頭ボックスなら、同じ目で3連複ボックスにしておけば、14610円だったのです。買い方がまずいですね。せっかくディヴァインラヴも入れていたのに・・・。まあ、欲深いのはやめましょう。当てることが大事。

 終わってみれば、関東馬が36年ぶりのワンツーでした。これで秋華賞に続き2週連続関東馬がGⅠ制覇。関東馬の逆襲が始まったのかな?いいことです。記録で振り返る印象深い菊花賞になりました。