テレビのレポーターの人が動物の取材なんかで「人間に当てはめると○○歳ぐらい」とか言いますが、何を根拠にと思ってしまいます。馬の場合は×4をよく言われます。しかし、よく考えてみると、馬の成長は早く、人間と比べるのには無理があるようです。生まれて30分ぐらいで立ち上がるのですから。2歳で凄く大きくなり、中には古馬をも凌ぐ速さを身に付けています。2×4なら8歳の子供が大人を上回ることはありません。大人になるまでの成長速度が違い過ぎるのです。完成されたと言われる4歳馬なら4×4で人間なら16歳。高校生です。20歳で子を産む馬もいますが、これだと×4なら80歳。80歳の人間が子を産むはずがない。人間の女性の閉経は50歳代と言われますから土台無理な話です。というわけで単純に×4は疑わしいという事です。中には、現実に合わせて年齢換算している人もいますが、かなり無理をして合わせている感じがします。私は、平均寿命が24~25歳の馬を単純に若い馬、大人の馬、高齢の馬ぐらいで分けておくのがいいのではないかと思うのですが・・・。

 

 生き物の能力は人間が真似できないものを備えています。川で生まれ、海に出ていくサケが広い海から元の川に戻って来る能力、渡り鳥が1000キロも飛び続けて移動する能力など不思議な気がします。誰が教えるでもなく、本能が根付いているようです。馬も敵から逃げ延びることが生き抜くことだと知っており、身体もそのように作られてきました。それが競馬により、スピードとスタミナを磨かれたのが今の競走馬です。

 馬族以外に人間が乗れる動物には、ラクダやゾウやトナカイがいます。そういう競走もあるようですが、競馬ほど流行しません。馬は最初から人間が乗れるように出来ているのかと思うほど適した身体をしています。人を乗せて60キロものスピードで走る動物はサラブレッドだけです。シマウマもかなり速いと言われますが、人は乗せないようです。気が荒く人のいう事を聞かないとか言われています。スピードだけならチーターが速く時速100キロで走りますが、短い距離だけに限ります。もちろん人は乗れません。サラブレッドはスタミナも豊富で、最強といえるでしょう。

 

 感染列島に大雨列島が重なる大変な夏になってしまいましたが、競馬は続いています。有難い事です。少ない時代に、この娯楽を趣味にもてたことに感謝です。