新馬戦が始まりました。毎年30頭近い新種牡馬がデビューします。ここ数年の傾向は圧倒的に内国産種牡馬が上位に来ているという事です。私が競馬を始めた頃とは一変しています。肩身の狭い思いをしていた内国産種牡馬は、サンデーサイレンスの登場で逆転したのです。そのサンデーの後を継いだのがディープインパクトで、今年も7頭がデビューします。

 ここ5年間で30勝以上した新種牡馬は、ロードカナロア、ヘニーヒューズ、ダンカーク、キズナ、エピファネイア、ドゥラメンテ、モーリスの7頭です。一昨年のキズナ、エピファ、昨年のドゥラメンテ、モーリスは予想通り大成功でした。4頭の内、キズナ以外の3頭は母系にサンデーサイレンスを持っています。

 さて、今年デビューの内、産駒100頭以上の種牡馬は7頭です。アメリカンペイトリオット、イスラボニータ、コパノリッキー、ザファクター、シルバーステート、ドレフォン、ビッグアーサーです。この内ザファクターは、1年でアメリカへ輸出されました。内国産有利といいましたが、このままサンデーの血が広がり過ぎるのを防ぐためもあるのか、外国産馬の血も積極的に導入されているようです。成功するのはなかなか大変ですが。

 

 父系を繋いで行くのは本当大変なことです。過去のリーディングサイアーにしても輸入馬から数えて4代が限界という事実があります。代表的な例を挙げるなら、ライジングフレーム → ヒシマサル → ヒシマサヒデ → ヒシスピード。 ヒンドスタン → シンザン → ミホシンザン → マイシンザン。パーソロン → メジロアサマ → メジロティターン → メジロマックイーン。ノーザンテースト → アンバーシャダイ → メジロライアン → メジロブライトです。今、主要なラインとして頑張っているのが、サクラバクシンオーです。1970年代のチャンピオン種牡馬テスコボーイからサクラユタカオーサクラバクシンオーと快速血統として生き延びて来ました。豊かなスピードを受け継いだ産駒は、中央競馬の1200m以下で実力を発揮。この距離で650勝以上と他の追随を許しません。しかし、後継馬のショウナンカンプやグランプリボスの成績が今一つ。そして最後の期待が今年デビューのビッグアーサーです。高松宮記念をレコード勝ちした520キロを超える迫力ある馬体は、生産者の支持を受け、100頭以上の種付けをしているのです。5代目が期待されますね。

 

 生き残りをかけているのは、サンデーサイレンスの長男ともいえるフジキセキもそうです。すでに大種牡馬として君臨していましたが、カネヒキリ、ダノンシャンティも産駒が少なく、期待が今年デビューの皐月賞馬イスラボニータです。この馬も100頭以上の仔に恵まれ、スタンバイしています。  ー この項続きます ー