桜ほど日本人の琴線に触れる花はないでしょう。この季節、いつも通り心騒ぐ日々が続きました。私宅の墓は、京都東山にあるのですが、お彼岸にお参りに行くと、すでに桜が咲いており、お彼岸に桜を見るのは記憶にないぐらい今年は早咲きでした。私の住んでいる奈良の大和郡山市には、日本さくら100選に入っている大和郡山城があり、毎年花見に行きますが、今年はコロナ禍のため、屋台も出ておらず、通るだけでしたが、今年も見事な桜を見ることが出来ました。お城に桜は似合いますね。

 

 さて、桜花賞です。このネーミングは素晴らしいと、いつも思います。桜吹雪の下を馬が駆け抜けていくというイメージがこのレースにはお似合いですが、残念ながら今年は葉桜の下でのレースとなりそうです。今年の主役は白毛馬のソダシでしょう。突然変異から生まれた白毛馬は、シラユキヒメという1頭の母親が10頭もの白毛馬を出産して一大ファミリーを誕生させました。4連勝で最優秀2歳牝馬に輝いたソダシの祖母がシラユキヒメです。純粋、輝きというサンスクリット語から命名されたソダシは、ここを勝てば史上初の白毛のクラシックホースとなります。そして、父クロフネも初のクラシック馬を誕生させることになるのです。更に騎手の吉田隼人にとってもクラシック初勝利と、初づくめの戴冠になるのですが、そううまく行くでしょうか?昨年の皐月賞は、年明けぶっつけの2頭が1,2着しましたが、今年の桜花賞も阪神JF1,2着がぶっつけです。ローテーションが変わってきましたね。

 

 ソダシの強敵は、やはり、桜花賞馬を5頭出しているディープインパクト産駒で、ここは3頭出しで、サトノレイナス、アカイトリノムスメが代表格です。ソダシは、4連勝とはいえ、着差は少なく他馬との実力差は大きいとは言えません。現にサトノレイナスとは、阪神JFでハナ差でした。しかし、好位に付ける脚質は4番と好枠を引いたので有利でしょう。サトノレイナスは大外18番がどう出るか、いくら新コースは枠順にあまり影響はないと言われますが、18番で勝ったのは、あの豪脚娘のハープスターぐらいです。今まで好枠だったので、ルメールがどう乗るかが焦点です。アカイトリノムスメは、ディープとアパパネという良血で、勝てば史上初の母子桜花賞馬の誕生となります。5番という好枠を引き、鞍上はのっている横山武史です。お父さんの横山典は、武豊からの乗り替わりで、メイケイエールに騎乗します。この癖のある馬を横典がどう導くのか注目です。大外の方が乗りやすいのではないかと思いますが、真ん中の8番でした。折り合い重視でソロっと出して、不利を承知で、下げてから外を回し、行きたがるところで思い切って行かすという策を予想したりしますが、どう乗るでしょうか? 他にチューリップ賞でメイケイエールと1着を分け合ったエリザベスタワーも好調川田騎手で参戦します。他にも伏兵が多く、見所一杯の、実に楽しみなレースとなりました。

 

 実力伯仲で難解なレースですが、人気は割れると思い、好枠に入ったソダシを信頼して軸にします。絞れ切れず、相手は手広く10頭への3連複流しです。相手は内からファインルージュ、アカイトリノムスメ、メイケイエール、エンスージアズム、アールドヴィーヴル、エリザベスタワー、ミニーアイル、シゲルピンクルビー、ソングライン、サトノレイナスへの45点です。