競馬に興味を持った頃、色々と調べ物をしたいときに通ったのが当時中央区本町にあった関西広報室でした。調べ物をメモしておき、月1回競馬関係の図書室のようなこの場所で時間を過ごしました。担当の人は、スポーツ紙を退職された元記者さんで、何人かは名前をよく知られた方でした。やがて、梅田の茶屋町にある高層ビルに移り、「プラザ・エクウス」として模様替えされました。ここはバブル景気の中、豪華な造りでした。そこからまた移転して、心斎橋で「GateJ」になりました。競馬と馬事文化の情報発信基地として、色々なイベントが催されました。
その中で、2007年に「競馬グッズお宝鑑定大会」というのが開催されました。テレビで人気の「開運なんでも鑑定団」の競馬版です。大阪ミナミのアメリカ村にある競馬グッズ専門店「馬小屋」の店長の森さんが鑑定士として仕切っていました。
競馬グッズは、オグリキャップによる競馬ブームに乗っかり、ぬいぐるみなどが出始めた頃から人気になりました。この時は、池江敏行調教助手がゲストとしてメジロマックイーンの優勝ゼッケンなどを出されていました。それは別格で20万から100万までの値がつきましたが、ファンからの出品は32点でした。私も面白半分で参加しました。私が出品したのは、1977年の有馬記念テンポイント優勝記念のネクタイピンです。何故これを私が持っていたかというと、当時テンポイントファンクラブを立ち上げていた関東のOさんから頂いたもので、大変立派なものでした。
鑑定の結果は、38000円で、32品中7番目の値がつきました。鑑定した森さん曰く、「素晴らしいのは、のし紙です。これは三越の、のし紙です。ネクタイピンについては純銀ですから、もう少し磨いたりしていただくと、2,3000円上がったんですけどね」とのことでした。私は一度も使っていなくて、もちろん売るつもりもありません。大事な思い出の品ですからね。テンポイントファンクラブは、Oさんの死亡により解散しましたが、テンポイントゆかりの馬たちの応援幕を作ってパドックに飾って応援したのが懐かしい思い出です。ちなみにこの時の1位は、1991年のエリザベス女王杯スカーレットブーケのゼッケンで、80000円でした。
その後、関西のゲートJは、縮小され、今は、ウィンズ梅田の地下に場所を移しています。競馬グッズは今では大人気でターフィーショップは人気があります。もはや日本の競馬文化に根付いたようです。