フェブラリーSは、1番人気のカフェファラオが快勝。昨年からのGⅠの1番人気勝利の流れを引き継ぎました。終わってみればやっぱりルメールというところでしょうか。カフェファラオは、チャンピオンズCの負け方で実力に疑問符がついていましたが、ハミを変え、チークピーシーズを付けて巻き返しを図った陣営の努力が実を結んだようです。2、3着に8歳馬が来たのには驚きました。過去10年で8歳馬が馬券に絡んだのは2頭のみ。また、関東馬の勝利は4勝目。GⅠはどれも関西馬が大きくリードしていますが、フェブラリーSは、特に差が大きく、20勝対4勝という大差です。関東にとってこれが起爆剤になればいいですね。
父のアメリカンファラオは、米三冠馬で種牡馬としても優秀で、ヨーロッパでは芝のGⅠ馬も出ています。その父パイオニアオブザナイルからエンパイアメーカーに遡ります。エンパイアメーカーは、ミスプロ系の大種牡馬アンブライドルド産駒で2011年から日本でも供用され、フェデラリストなどを輩出しました。2016年にアメリカに戻り、昨年死亡しています。カフェファラオは、今後日本ダート界の中心として活躍し、その血を残していけるものと思います。私の馬券は、アルクトス軸で買って完敗でした。難しい!
今年の勝ちタイムは非常にに速いものでした。良馬場で1分34秒4は出色です。普通は、1分35秒から6秒です。砂の質が変わったのかと思いました。同じ日の3歳オープンのヒヤシンスSの勝ちタイム1分36秒8も例年より1秒以上速いものでした。これを勝ったのが、藤沢和雄厩舎のラペルーズで、何とペルーサの仔です。ペルーサは私にも忘れられない馬です。2010年のクラシックで活躍しました。2戦2勝で阪神の若葉賞に登場。西の評判馬ヒルノダムールと対決します。東西の力関係を図る戦いになりました。私は見るレースだと感じましたが、1,2着にこの両馬を置き、3着に園田から参戦のリーディングジョッキー木村健(愛称キムケン)の最低人気の馬を入れての3連単で遊んだところ、ペルーサ、ヒルノダムール、キムケンと来て万馬券となりました。3連単をわずか2点で万馬券など後にも先にもないラッキー馬券でした。
木村健は、通算3560勝、兵庫の重賞70勝の名手です。イケメンですが、剛腕でずぶい馬を走らせるのが得意でした。中央では、チューリップ賞をショウリュウムーンで勝っています。腰痛がひどく痛み止めを飲んで騎乗していましたが、ついにリタイヤ。調教師に転向しています。
ペルーサは、皐月賞には向かわず、青葉賞を強い勝ち方で制し、2番人気でダービーに向かいましたが、出遅れから直線でも伸びきれず、6着に終わります。私も今度こそ青葉賞勝ち馬からダービー馬が出ると期待したのですが・・・。ヒルノダムールは、皐月賞2着。ペルーサが皐月賞に出ていればどうだったのか、微妙なローテーションでした。青葉賞勝ち馬はダービーに勝てないというジンクスはいまだに残っています。やはり、2400mをこの時期に2回走るのはきついのでしょうね。
私はその後もペルーサを買い続けましたが、出遅れが続き、それが致命傷となってそれからのペルーサは低迷します。しかし、2011年の秋天で6番人気で3着に入り、3連単21万馬券を私にプレゼントしてくれました。そして、2015年の夏ルメール騎手が乗って札幌日経オープンをレコード勝ちします。実に青葉賞以来の勝利でした。これは、JRA史上最長勝利間隔の新記録でした。2016年に引退。アロースタッドで種牡馬となりましたが、昨年種牡馬を引退し乗馬となりました。少ない産駒からラペルーズが出たことにより、見直されることでしょうが、騙馬になったのかどうか私は知りません。
ラペルーズ陣営は、ベルモントSへの挑戦を考えているそうです。夢がありますね。相手は強力でしょうが、何が起こるか分かりません。先日のサウジダービーでピンクカメハメハが勝つんですから・・・。ペルーサの母系はアルゼンチンの良血です。ペルーサとは、同国の英雄サッカー選手のマラドーナの愛称です。夢を追い続けるのが競馬の魅力でしょうか。