国際競馬統括機関連盟は、2020年の世界トップ100GⅠレースを発表しました。これは、昨年の世界11か国40競馬場のGⅠレースの格付けです。年間レースレーティングは、当該競走における上位4着までの馬の公式レーティングの平均値をいいます。昨年の1位は、英国のインターナショナルS、2位は愛国の愛チャンピオンS。そして3位がジャパンカップです。このレースの評価は、過去の日本レースの最高位となりました。これは、アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの出走が大きく影響しています。もし、この3頭が同じクラブの馬であったなら、出走レースを分散させていたかもしれません。それぞれの関係者の熱意が奇跡のレースを実現させたという事でしょう。そして、このことによって、日本馬のレベルが海外でも評価されていることが分かります。
日本のGⅠレースは、ジャパンカップ以外でも秋天が4位、安田記念が7位、有馬記念が10位とベスト10に4レースが入りました。これは過去最高のことです。過去の日本のGⅠレースで常に上位に来るのは、ジャパンカップ、秋天、有馬記念です。やはり2000mから2500mが現在の主流となっていることが分かります。最近GⅠに昇格した大阪杯2000mも早くもベスト50位以内に顔を出しています。私には、安田記念をもっと評価するべきだと思うのですが、マイル戦の評価がいまいち低いように思えます。また、長距離は、春天が上位に来た年もありますが、これは、キタサンブラックの出場が大きく影響していると思われます。長距離の没落は仕方ない部分もありますが、だからといって一部の人が距離短縮など言い出せば、競馬を狭い範囲に閉じ込めることにも繋がってしまう気がします。ヨーロッパでも長距離のレース数はある程度確保されているのです。その価値を認めなければなりません。
世界のトップホースランキングも発表されています。昨年の1位はガイヤースでした。130という評価はトップとしては大体平均でしょうか。上位20頭の平均が124辺りです。ちなみに過去最高は、2012年のフランケルの140です。日本馬が首位に立ったことが1度ありました。ジャスタウェイの130です。昨年のアーモンドアイは牝馬ではその年の最高124でした。また一昨年のリスグラシューは126でした。ここ数年の牝馬の強さが浮き彫りにされていますね。世界でもウィンクスやエネイブルなど強い牝馬がトップに立っていました。この傾向はまだまだ続きそうです。