正月競馬もあっという間に終わり、と言っても普段の正月ではありませんでした。二度目の緊急事態宣言が出され、新型コロナとの長い戦いが続きます。中山では再び無観客の競馬に戻りました。アメリカでゴリラにも感染したとのニュースが入り、馬にはどうなのかという心配も出てきました。いい加減にしてくれよ、と言いたくなりますが、まさに我慢の正念場です。

 京都の改築で西は中京での開幕。中京初の3000mのレース万葉Sは、7番人気のナムラドノヴァンが快勝。タイムも良好で、こういったレースで真価を発揮できる馬がいることを再認識すべきでしょう。1開催に一つは3000mのレースがあってもいいのではと思いましたね。騎手がどう駆け引きをするのかも見所です。

 

 シンザン記念は、モーリス産駒がワンツー。どちらも500キロを超える大型馬で、モーリスらしい馬力を見せました。新種牡馬として最後までドゥラメンテと争ってわずかに及びませんでしたが、前途洋洋です。モーリス自身はシンザン記念は5着でしたから息子が父の雪辱を果たしました。2歳リーディングはディープインパクトが指定席の1位で、新種牡馬のドゥラメンテ、モーリスが2、3位。4位にキズナとこの4頭が30勝以上というハイレベルでした。30勝以上4頭は記録かも知れません。一昨年のキズナ、エピファネイアに続き、種牡馬も新しい時代が来そうです。

 シンザン記念を勝ったピクシーナイトの騎手福永祐一にとってこの勝利が史上5人目となる通算2400勝でした。シンザンは父福永洋一騎手の師匠武田文吾きゅう舎の名馬。ピクシーナイトの母の父はキングヘイローで、祐一騎手の最初の忘れられない相棒でした。シンザン繋がりですかね。

 

 毎年浦河からやって来るミスシンザンも今年は来なかったみたい。いや、来れなかったみたいです。私も毎年シンザン記念は欠かさず見に行っていましたが、さすがに今年は無理でした。シンザンの生誕60年の年だったんですが・・・。

 10年前の生誕50周年の時には、私が中心になってシンザンが繋養されていた谷川牧場から貴重な写真をお借りして京都競馬場でシンザンの写真展を開催し、その後道頓堀ターフ倶楽部でも開催させてもらいました。でもその時感じたのは、さすがにシンザンは古くなったなぁという事です。自分が年を取った。そうです。でも50年、60年。古くはなっても語り継ぎたい名馬だという事に変わりはありませんが・・・。