さあ、いよいよ2020年のラストを飾る有馬記念です。世界で一番馬券が売れるレースとしてギネス認定されています。それは1996年の875億です。バブルの頃の不滅の記録で、昨年は468億。それでも断トツの凄い額です。日本人の心情に合った年末という雰囲気がそうさせるのでしょうか。

 私が競馬を始めた頃は、有馬記念は1週前で、最後は阪神大賞典と中山大障害でした。個人的には、やはり最後は有馬が良く似合うと思っていますが、来年はホープフルSが最後らしいです。何も平日の28日にすることはないと思うのです。平日開催は金杯だけでいいでしょう。有馬記念で終わりたいというファンは多いのです。えっ!まだ東京大賞典があるって?(笑)

 

 さて、色んなことがあり過ぎた2020年。有馬記念予想をしてみましょう。キーワードは5つ。①牝馬②ノーザンファーム生産③馬主はサンデーレーシング④5歳馬⑤父サンデー系です。①は、今年牝馬が大活躍。古馬混合の芝GⅠは9レースで牝馬が8勝です。牡馬が勝ったのは春天のみで、このレース、牝馬で出ていたのは格下のメロディーレーンでした。②もノーザンファームの一人勝ちでGⅠ13勝。③のサンデーレーシングも8勝と断トツです。④は、世代別では5歳馬がここまで8勝とトップです。⑤は、有馬記念はSS系が圧倒的に強いレースで、21世紀になってからは、19回中15回で優勝しています。

 

 すべて当てはまるのは、ラッキーライラックでした。では、弱点はというと、唯一牡馬混合のレースに勝った大阪杯の相手が少し弱いのではという点でしょうか。次にフィエールマン。①の牝馬でない以外はすべて該当します。ルメール騎手が乗るのも心強いですね。心配な所は、中山コースでしょうか。昨年の有馬は4着、AJCも2着と取りこぼしています。届かないケースも考えられますね。次は、クロノジェネシスです。4歳であること、SS系でないことが非該当となりますが、宝塚記念の勝ち方は圧巻でした。中山も向きそうですね。以上3頭が中心であることは間違いないところでしょうが、メンバーを見ると伏兵が多く、3頭では決まらないと思えます。ジャパンカップの超ハイレベルの3強に比べると、やはり食い込む余地はありそうです。特に堅実なカレンブーケドール、成長著しいサラキア、調子が戻って来たラブズオンリーユーという牝馬軍が穴っぽいところです。

 

 血統的に面白いのは、3歳馬のオーソリティです。父オルフェーヴル、母の父シンボリクリスエスはどちらも有馬記念2勝馬で、着差記録の1、2位を占める馬でした。まだ底を見せていない魅力がありますが、今年の3歳馬が2頭の三冠馬を除くと古馬混合レースで勝てていないように、ここで一気に逆転まであるのかというとやはり疑問でもあります。

 展開は、1枠を引いたバビットが逃げ、キセキが2番手と思われますが、2頭が競り合うか、キセキが途中から絡んでいくのかによってペースが変わりそうですが、ハイペースと読んでいます。

 

 難しいレースですが、ローテーション的にもフィエールマンとクロノジェネシスの2頭中心で、後をどう絡めるかを考えてみます。新記録続出の今年、最後の記録は、ルメール騎手の年間GⅠ9勝の新記録で締めることになるのではと予想しています。最後に男が意地を見せられるかな?