今週はいよいよスーパーホース3頭が激突するジャパンカップです。40回の節目に相応しい好レースを期待しています。ジャパンカップはかつては世界一のレースだったと私は思っています。第1回の成功に世界は注目し、第2回から強力な代表馬を送り込んできました。レースの格は上がり、世界中の競馬関係者はジャパンカップのことをよく知っています。凱旋門賞は有名ですが、ヨーロッパの芝NO1を決めるレースですし、ブリーダーズCもアメリカダート馬のNO1を決めるレースでした。ジャパンカップは、ある地域だけでなく、世界中の馬が参加する夢のレースだったと言えましょう。優勝馬の国を見ればそれが分かります。英、米、愛、仏、伊、独、豪、新とこんなに世界から優勝馬が出ている国際レースはないでしょう。第3回の優勝馬スタネーラは、愛国の重賞レース名にもなっている通り、その価値は高評価されています。そんなジャパンカップにも黄昏が近づいてきました。

 

 日本馬が世界を目指すために1981年に門戸を開いたジャパンカップは、日本馬のレベル向上に大きな役割を果たしました。強くなった日本馬は、負けなくなり、世界に羽ばたきました。その中心には、偉大なサンデーサイレンスの影響があります。この10年の勝ち馬の血統には、すべてサンデーサイレンス系が父、母の父として名を残しているのです。高速馬場に強い瞬発力抜群のサンデー系は、日本から世界へと存在感を増しました。2006年3着のウィジャボード以後外国馬の馬券圏内はいなくなりました。敬遠されるジャパンカップ。果たして今後は・・・。

 

 前置きが長くなりましたが、私の改革案です。JRAのGⅠは、単発で毎週行われます。それは毎週の楽しみでもあり、基本的に私もそれを支持します。しかし、年に一つぐらいGⅠレースが複数あってもいいのではないでしょうか。ジャパンCフェスティバルのようなものです。それをジャパンカップデーにしてほしいのです。具体的には、現行のジャパンカップはそのままにして、春の安田記念と秋のマイルチャンピオンシップを入れ替えるのです。安田記念の賞金を増額して、ジャパンカップと同日にして外国のマイラーを呼ぶのです。世界のマイル戦は、英のサセックスS、クインエリザベス2世S、仏のジャックルマロワ賞、ムーランドロンシャン賞、米のBCマイル、香港の香港マイルが有名ですが、ここに安田記念を加えて、世界の7大マイルシリーズとして展開するのです。そして、あと一つ、ダートのGⅠ短距離レースを創設し、1日3レースのジャパンカップデーとしてPRします。興味を持ってくれれば数頭の参加は見込めるでしょう。翌週にダートのチャンピオンズカップがありますが、距離が違うので影響はないでしょう。なお、東京は、ダート1200mがないので、これはやむなく1300mにします。芝の中長距離は勝ち目がなくてもマイルやダートならという馬を遠征させる陣営があるやもしれません。また帯同馬としてくる馬が、翌週のチャンピオンズカップに出ることもありでしょう。このままでは、ジャパンカップは日本馬だけのGⅠになってしまうでしょう。思い切った改革が必要な時ではないでしょうか。