無敗三冠がかかった菊花賞は、例年以上に注目を集めています。マスコミの記事も多く、テレビでも改めて競馬というものを解説しているのを見かけます。そこでは、ブラッドスポーツとして説明があります。血統を伴うスポーツというわけです。分りやすいですね。しかし、欧米ではそんな言葉はないようです。ブラッドスポーツとあえて言うならば、血の出るスポーツ、例えばボクシングなどがそれにあたります。まぁ、ブラッドスポーツは、日本版の新解釈でしょうか。日本では、SNSと言いますが世界では一般的にソーシャルメディアです。またイギリスとは呼ばず、UK(ユナイテッドキングダム)が普通です。和製英語は誰が始めたのか、いつの間にか広まります。プロ野球のナイターなどですね。もちろん、ナイターでは通じません。ナイトゲームです。正しい英語を紹介しないのは日本的な伝統?でしょうか。
菊花賞のポイントは何といっても距離です。3000mは、走ってみないと分からない。秘められた力が花開くのか、絶対能力がそれを上回るのか、逆転の菊花賞と言われるのは、長距離で花開く馬が出現するからです。グリーングラスやライスシャワー、ソングオブウィンドがそうでした。長距離と言っても人間と比べると、中距離なんですね。人間は、5000、一万、マラソンが長距離です。3000mを3分ちょっとで走るのはボクシングなら1ラウンド分です。そういう観点からは、競馬はすべて中距離だと言っても過言ではありません。だからマラソンレースなどと言ってもらいたくはないのです。一応、短距離、マイル、中距離、長距離と分けて、おおむね2800m以上は長距離と分類しているようです。
この長距離について、何年か前から欧米が現代の中心は中距離であるのだから、菊花賞や天皇賞・春の距離を短縮するのが世界の流れだという人がいます。何でも欧米の真似をするのが正しいと思っているようです。いかにもヨーロッパの長距離が廃れているような感じを受けますが、実態はそうでもなく、まだまだ多くの長距離レースが組まれています。面白いのは、長距離での牝馬限定の重賞まであるのです。愛国では、スタネーラS,英国ではパークヒルSがともに2800mの牝馬限定の重賞です。日本では、牝馬に過酷なレースはさせられないという感覚でしょうか、牝馬の長距離レースはありません。でも今の強い牝馬なら、意外なスタミナを隠し持っているかもしれません。
長距離レースは、何といっても駆け引きが面白いのです。離して逃げる馬がいれば最高です。あと1000mで7~8馬身離して逃げていれば、ハラハラドキドキですね。そんな面白い展開が楽しめる長距離レースをなくす考えが私には分かりません。それがどういう意図なのかもわからないのです。よく、長距離のGⅠは、浮いているという人もいますが、それが何か?と聞き返したいぐらいです。孤高のレースだよと言いたいです。もし、オーストラリアの国民的レースであるメルボルンカップ(3200m)の距離短縮が言われたら暴動が起きるでしょう。あのレースも孤高のレースです。個性があっていいのです。距離を短くするのが進歩だなどととても思えません。
幸い、長距離レースは人気もあり、菊花賞から春天まで長距離ランナーのローテーションは形作られています。現在の中距離重視は分かりますが、長距離ランナーの路線も大切に確保してあげるのが平等というものであり、貴重な長距離ランナーを保護することにもなるでしょう。その中から新しい系統が生まれ、活性化すればいうことはありません。
さて、菊花賞予想をしてみます。また雨が激しく降っていますが、日曜日はやや重ぐらいに回復するでしょう。コントレイル中心は動きません。相手は、スタミナ重視で、ステイゴールドの系統を選んでみました。ドリームジャーニー産駒のヴェルトライゼンデ、ナカヤマフェスタ産駒のバビット、ゴールドシップ産駒のブラックホール、そしてオルフェーヴル産駒のディアマンミノル、ビターエンダーの5頭です。3連単フォーメーションで、1着コントレイル固定で2,3着に上記5頭を入れて計20点です。
コントレイルは、以前書いたように私の昨シーズンのペーパー馬です。POG優勝記念に主催者のTEさんから頂いたコントレイルのアイドルホース人形を抱きしめて応援することにします。(笑)