秋華賞は、デアリングタクトが史上6頭目の牝馬三冠馬と成りました。秋華賞というレースの特徴が示された内容でした。前半平均34秒台で後半35秒台という流れが普通ですが、雨上がりの馬場で1秒かかるところを前半34秒9で行くのは速く、後半1秒余計にかかったということです。先行馬はつぶれ、早めに中団に進出したデアリングタクトが押し切りました。いったんマジックキャッスルに並ばれようとしましたが、最後ぐぃと突き放しました。追い込み馬たちが続き、先行馬は壊滅しました。これで3年連続勝ち馬はオークスからのぶっつけです。最近の傾向でしょうが、調教だけでしっかり仕上げがされるレベルになったとみていいでしょう。デアリングタクトは、プラス14キロでしたが、成長分もあり、太目は感じられませんでした。松山騎手はこの日年間100勝を挙げ、年々進歩しています。今回も落ち着いた騎乗でした。さて、デアリングタクトは、この後、エリザベス女王杯に向かうのか、ジャパンカップに向かうのか、いずれにしても、年長馬との対決にその真価が問われますが、それは楽しみでもあります。私の前回の予想は3連複デアリング1頭軸で、的中。17920円をゲット!GⅠは、スプリンターズSに続く連勝となりました。
さて、今週は、またまた無敗三冠を目指す菊花賞です。しかも親子で無敗の三冠馬と成れば、こんなの100年に一度あるかないかぐらいではないでしょうか?過去には一度シンボリルドルフの傑作トウカイテイオーが無敗二冠で挑戦できる立場でしたが、骨折で不参加でした。
ところで、過去の三冠馬に共通する条件があります。父がリーディングサイアーもしくは実績ある大種牡馬で、兄弟に重賞勝ち馬がいるというものです。過去の7頭を順に見てみると、初代のセントライトは、父のダイオライトがリーディングサイアーで、兄弟にタイホウ、トサミドリという重賞勝ち馬がいました。シンザンは、父のヒンドスタンはリーディングサイアーで、兄のリンデン、オンワードスタンが重賞勝ち馬です。3頭目のミスターシービーだけは初仔で、その後兄弟は生まれませんでした。父のトウショウボーイは名種牡馬で、母のシービークインとは新馬戦で一緒に走った仲でした。奇遇ですね。4頭目のシンボリルドルフは、無敗の三冠馬で、シービーの翌年という2年連続の三冠馬でした。父のパーソロンはリーディングサイアーです。ルドルフとシービーは3回戦い、いずれもルドルフが先着しました。5頭目はナリタブライアン。父のブライアンズタイムはリーディングサイアーになれませんでしたが、大きな実績を残した大種牡馬でした。兄弟にビワハヤヒデというチャンピオン級の名馬がいます。ナリタブライアンは、朝日杯から有馬記念までの五つのGⅠをすべて3馬身以上の差をつける圧倒的なパフォーマンスで勝ち続け、シャドーロールの怪物と言われました。
そして、6頭目がディープインパクトです。日本競馬史上の最強馬と言われる同馬は、2頭目の無敗三冠馬です。父は偉大なサンデーサイレンス。兄弟に重賞勝ち馬のブラックタイドがいます。ディープインパクトは、内国産種牡馬として最高の成績を作り続けました。三冠馬でリーディングサイアーになったのは初めて。そして今、息子のコントレイルによって親子二代の無敗の三冠馬を生み出そうとしています。7頭目が、異能の三冠馬オルフェーヴル。凱旋門賞2着2回は、世界にその名を知らしめました。父は種牡馬として大成功したステイゴールドで兄弟に有馬記念、宝塚記念を勝ったドリームジャーニーがいます。いやぁ、改めて三冠馬ってすごい馬たちだなぁと思いますね。そしてつまるところ、三冠馬は良血のオンパレード。やはり血統はうそをつかないということでしょうか。さて、コントレイルは?