6月に種牡馬ゴールドアリュールが通算勝利1000勝を達成しました。史上23頭目でした。

1999年にサンデーサイレンスとニキーヤとの間に生まれたゴールドアリュールは、2001年に栗東の池江泰郎厩舎からデビュー。芝では6戦1勝でしたが、掲示板を外すことはありませんでした。そして、ダートに変わるや連勝。賞金を稼いでダービーに出走し、5着と善戦します。 その後はダート戦一本に絞り、ジャパンダートダービー、ダービーグランプリ、東京大賞典、フェブラリーステークス、とGⅠ4勝の大活躍。JRAの最優秀ダートホース及びNARグランプリのダートグレード競走特別賞などを受賞。喘鳴症を発症していた最終戦の帝王賞を除き、ダート戦では、8戦7勝とほぼ無敵の強さでした。

 残念だったのは、イラク戦争勃発によるドバイ遠征が出来なかったことでしょう。サンデーサイレンス唯一のダートGⅠ馬として異色の存在でした。栗毛の大型馬で、その名の通り、「黄金の魅力」そのものでした。

 

 種牡馬となったゴールドアリュールは、大成功します。キングカメハメハ、サウスヴィグラスとともに、ダート種牡馬の三強として君臨しました。JRAでの重賞は23勝。GⅠは8勝。ベスト10以内に5回、ベスト20位以内には12回入っています。

 産駒はタケミカヅチやフーラブライドのように芝でも重賞勝ちがありますが、何といっても凄いのはやはりダート部門です。JRA1000勝の内訳は、芝111勝、ダート873勝、障害16勝です。ダート勝利は、驚異の87%です。交流競走を含めてダートGⅠは39勝で断然トップ。エスポワールシチー、スマートファルコン、コパノリッキー、ゴールドドリーム、クリソベリルなどがダートの大レースを勝ちまくりました。

 

 サンデー系異色の存在だったゴールドアリュールは、2017年に18歳で亡くなりましたが、多くの後継馬を残し、ゴールドアリュール系を発展させていくことでしょう。現役で最後の大物と言われるクリソベリルは、ダート史上最強馬になる可能性を秘めています。