宝塚記念の問題点って、そんな大げさなものではありません。ちょっと気になる点があるのです。日本のGⅠは、4大競馬場の根幹距離が中心です。根幹距離とは、1マイル(約1600m)を基本に3/4マイル(1200m)、1・1/4マイル(2000m)、1・1/2マイル(2400m)をいいます。国際競走もおおむねこの距離で行われることが多いのです。グレード制施行(1984年)以後、阪神、中京、新潟は直線の長い大きなコースが作られました。それぞれが特徴のあるコースで色んな距離のレースが楽しめるようになりました。

 でも基本は根幹距離に置かれています。芝コースにおいては、長距離(3000m以上)を除いて、①根幹距離②直線の長いコースが使われます。ただ、有馬記念は中山コースが特殊で2400mが取れないので2500mになっています。それ以外のレースは、①と②のどちらかを満たしています。宝塚記念だけが、根幹距離でもなく、直線の短い内回りコースなのです。改修前は、中山と同じく例外的な非根幹距離である2200mで仕方なかったと言えますが、改修後は、2400mの外回りコースが使用できるのです。特にGⅠで選手権距離と言われる2400mが関西には一つもありません。それでも、非根幹距離のレースが格下だという根拠もないわけで、このままでもいいと言えばその通りなのですが、3年前に大阪杯がGⅠに昇格したのです。

 同じ阪神の内回りで距離は2000mです。阪神の2000mは、外回りが取れないので、仕方ないところですが、同じ競馬場のGⅠで200mしか違わないレースをするというのは、興行的にも、少しもったいないとも考えられます。200mの差は、よくある本番とトライアルのように感じられます。ファンは色んなレースを見たいはず。となると、せっかく出来た直線400mを越える外回りコースが活用されてもいいのではないかと思うのです。

 同じ外回りの1600mは、大活躍していますが、2400mは、神戸新聞杯ぐらいしか注目されません。といっても、非根幹距離が好きな人もいるので、強く推薦は出来ませんが、一つの興味深い事実があります。それは、「優駿」などが実施するアンケートで、「ファンが選ぶ名勝負ベスト100」などです。驚いたことに、この種のアンケートで、宝塚記念はほとんど出てきません。ずっと下位の方なのです。有馬記念、ダービー、ジャパンCなどが上位で回数も多いのですが、宝塚記念は不人気なんです。このようなアンケート結果を見て、JRAは、ちょっと改革してみようとは思わないのでしょうか?もちろん、2400mの外回りコースにしたからと言って激変するとは言えないでしょうが、大阪杯と同じようなレースという感覚はなくなるような気がするのですが・・・。

 

 まぁ、これは個人的な感想なので、このままでいいと言われればそれで良しという感じです。

さて、今回の宝塚記念。迷いますね。明日は雨予報で、時計もかかっています。実績からサートゥルナーリアが中心でしょうが、金鯱賞は相手が弱かったという気もします。牝馬も強いし、初顔合わせの馬が多いのも迷うところです。思い切ってメイショウテンゲンはどうでしょう?1頭軸の3連複で相手は手広く。この馬10番に入りましたね。囲碁界の風雲児、芝野虎丸二冠(名人、王座)が、十段を奪取し三冠を獲得しました。天元は、囲碁の盤面でど真ん中を指します。10段と10番。匂いますね。こんなことを考えているから馬券が取れないのでしょうか?(笑)遊びですから、肩の力を抜いて、楽しむことにしましょう。