上半期もあと芝の大レースは宝塚記念のみとなりましたが、ダート部門は、3歳、古馬とも注目のレースが残っています。ダートコースは、1961年東京競馬場での導入が最初です。当時の目的は、冬季の芝コースの保護にありました。ヨーロッパの芝のレースが見本でしたから、そういう意識で最初はみられていましたが、やがて芝とは違った面白みも見直され、現在に至っています。今年で導入60年。それを記念するレースがあってもいいのにと思いますが、歴史には無頓着な所がある?JRAだから仕方がないといえば言い過ぎでしょうか。

 

 今週は3歳馬のダート重賞、ユニコーンS。そして来週は大井競馬場で古馬の統一GⅠ帝王賞が行われます。中央のダート重賞は14レース。GⅠ2レース、GⅢ12レースです。不思議なことにGⅡがありません。しかも1200mの重賞がないのは、やや不満です。ダートのスプリンターを決めるレースが中央にあってもいいと私は思います。3歳馬限定レースは、ユニコーンSとレパードSです。ユニコーンS1600mは、来月の交流統一GⅠジャパンダートダービー(大井2000m)の中央代表馬を決めるという位置付けのレースです。過去10年で、ノンコノユメとルヴァンスレーヴが両方勝っています。勝ちタイムも最近は1分35秒台とレベルが高くなってきたのを感じます。

 

 今年のメンバーもなかなかの素質馬揃いで見逃せません。特に持ち込み馬や外国産馬に大物が揃っているようです。中でもカフェファラオは、アメリカの最強馬だったアメリカンファラオの産駒です。アメリカンファラオは、米12頭目の三冠馬で同一年にブリーダーズCクラシックをも初めて制した大物です。すでにケンタッキーダービー馬のナイキストを出しています。アンブライドルド、ファピアーノ、ミスタープロスペクターと遡るアメリカの主流です。対抗するのは、レッチェバロック。とにかく速い馬です。2戦とも1400mで大差勝ち。底知れないスピードが魅力です。父のアンクルモーも快速馬で、インディアンチャーリーからカロに遡ります。デュードヴァンもダートでは負け知らずの3勝馬。父は、ウオーフロント系のデクラレーションオブウオー。次にサウジダービーを勝ってあっと言わせたフルフラットもいます。父スペイツタウンは、ゴーンウェストからミスプロというアメリカ主流です。ここ数年でも屈指のメンバーでしょう。他にもサトノラファール、タガノビューティーも侮れません。本当に楽しみなレースですね。