関西では新型コロナが収束に向かっていますが、東京ではまだ感染者が出ています。2次3次への油断は禁物です。コロナの報道では聞きなれない言葉が飛び交いました。ロックアウト、クラスター、オーバーシュート、アラートなど、馬名にも使えそうなものもありますね。コロナという馬もいたのではないでしょうか。覚えているのは、ミスコロナ。この馬は岡部幸雄元騎手が初勝利した時の馬なんですよ。今の時代なら不吉な名前と呼ばれたかもしれませんね。

 

 先週は、大記録が達成されました。関東の大御所、藤沢和雄調教師が通算1500勝の金字塔を打ち立てたのです。報道が小さいのに驚きました。大変な記録なんですよ。史上2位です。1位は不滅の1670勝(JRAのみ)を挙げた尾形藤吉元調教師。藤沢師の記録は現役1位です。尾形師の時代は、圧倒的に関東馬が強く、馬房数も多く、その実績から多くの名馬を預かりました。年間121勝という大記録も持っています。それに比べ、藤沢師の時代は、馬房数も平均化され、強い関西馬を相手に奮闘します。1970年以降の年間最多勝68勝は1位です。また、リーディング1位獲得回数も14回とトップ。JRA発足後では、尾形師でも12回ですから本当に凄いの一言です。JRA重賞は121勝。内GⅠは30勝。いずれも1位です。

 

 通算勝利数は、藤沢師の後の、3位以下で1200勝以上の調教師は、松山吉三郎師1358勝、藤本冨良師1338勝、武田文吾師1253勝、伊藤修司師1225勝です。伝説の調教師ばかりですね。いつも穏やかな藤沢師ですが、勝負師としては厳しい一面を見せます。重賞では一流騎手を指名するのも、馬のことを思ってのこと。お馬さんが頑張ったからという言葉が多いのも愛情表現でしょう。新人調教師が研修に行くのは東西とも藤沢師のところが多いのもその卓越した技術を勉強しに行くからでしょう。定年まであと2年。まだまだ一流馬を送り出してくれることでしょう。