今年のオークスには大きな記録がかかっています。まず、桜花賞馬のデアリングタクトは、勝てば1957年のミスオンワード以来63年ぶり2頭目の無敗の二冠馬となります。桜花賞の強さから1番人気は確実です。おそらく2番人気になるであろうデゼルは、3月15日にデビューしてわずか71日目にオークスを迎えます。こちらも勝てば1982年にシャダイアイバーが記録したデビュー78日を更新します。更にキャリア3戦目の優勝は、2006年のカワカミプリンセスと昨年のラヴズオンリーユーの4戦を上回ります。昨今の天才牝馬たちの活躍は予想を超えるものです。しかし、このキャリアの浅い2頭が1,2着するというのも今までの常識から考えづらいところでもあります。(もう1頭アブレイズも2戦2勝ですが、人気のデゼルを取り上げました)
では、両馬の死角はどんなところでしょう?デアリングタクトは父のエピファネイアが名牝シーザリオの仔で力強さ満点ですが、燃えやすい気性を持っています。また、今の東京は前残りの馬場で、ゆったり構え過ぎると、昔のシスタートウショウや最近のハープスターのように追い込みちょっと届かずの場面が無きにしも非ずです。
一方のデゼルは、未勝利、スイートピーS共に快勝。デアリングタクトに匹敵する脚をもっています。父ディープインパクトに母はフランスオークス馬アヴニールセルタンという超良血馬です。ただし、ここは戦ってきた相手が違います。オークスはやはり桜花賞組が強いレースです。前二走のように楽勝できるかは疑問。更に前走から中2週のローテーションもきついでしょう。いずれにしてもこの対決は見ものです。
桜花賞が重馬場でしたから、良馬場見込みの今回は、桜花賞負け組の巻き返しがあるかですね。ここはやはりチューリップ組を信頼して、マルターズディオサとクラヴァシュドールの2頭。別路線からは、フローラ1,2着のウインマリリンとホウオウピースフル。そして忘れな草の1着馬ウィンマイティーを選びました。指名した馬順の父は、キズナ、ハーツクライ、スクリーンヒーロー、オルフェーヴル、ゴールドシップです。父親だけ聞いても豪華で楽しくなりますね。
デアリングタクト、スマイルカナ、ウィンマイティー、ウィンマリリンがラフィアン系の馬主で、1986年創業のラフィアンサラブレッドクラブは、今年桜花賞で初めてクラシックを勝ちました。勢いに乗っているだけに要注意ですね。
馬券は、素直にデアリングタクトとデゼルの2頭軸マルチの3連単で、相手マルターズ、クラヴァシュ、ホウオウにウィンの2頭で計5頭30点とします。